夢のような1日

アイドルを好きになって「夢のような1日」ってこういうことかと知りました。ツイッターやってます→@yareba_owaru

未満警察がどうにも辛かった話

この道は、いつかきた道。

 

好きな人が出てるドラマを愛せない問題~ver.2020~である。ジャニーズのオタクになって幾星霜。いったい何回繰り返せばいいのかなこのトラウマ。

 

そもそも、連ドラを見る習慣のない私はドラマを見るリテラシーに欠けていて、うまく付き合えない。こうやって、好きな人が出てるドラマをみてはいつも戸惑って、勝手に感極まったり、がっかりして落ち込んでしまう。

 

好きな人が好きすぎて、全然客観的に見られない。早い話が、ドラマ相手にめちゃくちゃムキになってしまうのである。

 

昨夜放送された未満警察第5話について。

そもそもジロちゃんが初恋の人に再会して云々~という予告を目にしてからというものずっと気が重くて、胸にトゲが刺さってるみたいな日々を過ごしていたわたし。

その時点でもうおかしいのである。

相手はドラマなのに、距離感がつかめない。ジロちゃんに完全に恋をしているので、自分の感情をもてあましてもうどうにもならない。

そんな不安のまま本番へ。

 

そして、いやな予感は的中してしまう。

いちいち実況つっこみツイートしたいような展開の応酬に私の心はサンドバッグ状態に。

あまりに雑な登場をしたジロちゃんの初恋相手に、全く感情移入できない。

(色々思うところはあるけど、妊婦に対する無理解な描写が多くてつらかった)

あとなんなのあのカスすぎる黒幕デカは。。

あの役やらされる俳優さんの気持ち考えたら辛すぎて…

そもそもこのドラマ、必然性のない死体が毎回出てくるのも無理。

もう、見てるのがくるしい、しかし悲しいかなジロちゃんは画面に出るたびハッとするような表情をするから、目が離せない。

そしてなんとかラストへ。

 

こんなに泣くのかよジロ…

泣くよね、ジロちゃんずーっと自分を奮い立たせて、はりつめてたもんね。「ダセェところを見せんなジロォ」はよかったな…

凜花のこと(ちょっとよくわかんないけど)大切なんだもんね。初めて手錠かけるのって、こんなはずじゃなかったんだもんね。

カイくんが来てくれてよかったね。

いきなり急激なる感情移入で涙がとまらない。

 

だって紫耀くんが泣いてるじゃん。

子どもみたいに泣きじゃくって、あんなに顔腫らして、からだ全体で泣いてるじゃん。

大好きな兄ちゃんとの幸せな思い出、実らない初恋、ジロちゃんが大事にしてたものはやっぱり失われてしまったこと、全部伝わってきてしまう。

それでもジロちゃんは全部なくしたわけではなくて。隣にはカイくんがいて、パーで受け止められるグーをくれて、見たかめちゃくちゃ頭が良い俺の友だちだぞ、だもんね。(あそこもグッときた)

それはほんとよかった。えらい。頑張った。

 

ハー。

紫耀くんの伝えてくれるジロちゃんという役への思い入れが募れば募るほど、その周辺の設定やら演出やらのお粗末さがちぐはぐを極めていて、こちらは大混乱だよ。

 

俳優として、紫耀くんはこんなにも説得力のある表現してるのに、ドラマ全体を思い返すと情けなくなってしまってしまうのが本当に辛い。

胸を張って、みんなに見て!と言えないのが辛い。紫耀くんと健人くんが好きな人しか見てられないよね。普通の感覚を持つ成人ならギブでしょう。

なにより、紫耀くんがあんなに痩せてしまうくらい心血を注いでる作品をこんな風に思ってしまって愛せないのがつらい。鉛を飲み込んだように、重苦しい。

 

…昨夜はそんなことばかり頭に浮かんでしまって、悲しくてたまらなかった。失意のまま就寝。

 

一夜明け、さて、これからどうしようと思っていたら急に思い出したことがある。

 

昔、テレビで甲子園の高校野球を見ていたら、1回で20点くらい入っちゃった試合があった。甲子園はコールドゲームがないので、永遠に終わらないように思えたその1回は公開処刑というか、見ていて辛くて辛くて。

かわいそうで、もうやめてあげて、と思った記憶があるのだけど。

大人になって思い返すと、地方予選を勝ち抜いて甲子園に出場し、試合をしていることって、本当にすごいことで。

あの高校生は何も恥じることはないし、見ているこちらもその試合だけを見て胸を痛めたりする必要はない。負けた高校生たちは胸を張って、地元に帰ればよいと心から思う。

 

今朝はなんだか唐突に、その試合のことを思い出していた。

全国ネットのテレビドラマで主役を張れる紫耀くんのすごさと、この未曾有の状況の中でもドラマの撮影を続けてくれていること、その主役を、主題歌を、任せてもらえているありがたさに思いを馳せて、私は黙るべきだな、と思った。 

 

語彙力が追い付かないほど、紫耀くんは圧倒的な表現者だと昨夜は思い知ってしまった。

ジロちゃん回、というターン到来でリミッターを外した平野紫耀だったよね。

すごい衝撃を受けてしまって、昨夜はちょっと受け止めきれなかったんだと思う。

 

それはこのドラマに出て、ジロちゃんという役を見せてもらえたから。

純粋にありがたい、といまは思う。

あと五回も毎週ジロちゃんを見られるんだぞ、自分。これ以上ドラマにケチつけて不貞腐れてたらバチが当たりますよ。

 

というわけで、ごめんなさい。

フィクションにムキになって大人げないこと言うのはやめます。

大好きなジロちゃんを残り五回、誠心誠意、愛でることをここに誓います。

 

どうか紫耀くんが、無事にこのドラマを完走できますように。

2020年夏、いつの間にかこんなにも紫耀くんのことを大切に思っていたとは、自分でも若干引いてしまいました。

 

こわいくらいにすきだ。


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でもジロちゃん、いつか凜花と一緒になって兄ちゃんの子を育ててる未来がちょっと見えてざらつく心。処置なし。

未満警察が楽しみすぎてどうにかなりそうな話

日テレ系新土曜ドラマ『未満警察ミッドナイトランナー』が2020年6月27日(土)22時から放送を開始します。

 

このように、いよいよだ!楽しみだ!待ってました!といくら言ってもなお言い足りず、このままでは明日の放送前に本当にどうにかなってしまいそうなので、ここに現在進行形の思いの丈を綴って、狂おしいほどのこの気持ちを成仏させたいと思います。以下、壮大なひとりごとです。平常心でドラマに向かうためのセラピーです。

 

正直、このドラマの開始が待ち遠しいのは当然なわけで。

 

そもそもこのドラマの初回放送予定日は2020年4月11日であり、未曾有のコロナ禍による撮影休止、放送延期になったことは周知のとおり。

もっと言えばKS2020なる謎の告知、オタク達がカウコンそっちのけで健人と紫耀の匂わせツーショットに胸騒ぎを覚えてから早くも半年の月日が流れている。(*1)

 

それがいよいよ放送前夜(正確にはもう放送当日だ)を迎えているのだから本当に感慨深い。

晦日にプチパニックを起こしていた自分に今の状況をネタバレしてやりたい。

そんなことができたとしても、あの日の私は絶対に信じないであろう。それだけ、誰にも想像し得なかった状況を乗り越えて、今がある。

 

あの日以降の私は『もしかしてオリンピック関係の仕事を二人でやるのかな(*2)』とか『修二と彰みたいに二人でCDとか出すのかな』とか、これは本当に失礼なのだけど『キンプリの人気にあやかってセクゾのテコ入れするつもりなのかな(*3)』とか答えのない問答を繰り返していた。

当時、キンプリは夏のコンサート以降Princeのドリボ(*4)、KINGのジャニアイ(*5)、と別れて活動しており、正直私は『せっかくならケンティとなにかやるよりキンプリ5人、願わくば6人で活動してほしいなあ』とややネガティブな感情を抱いていたことをここに懺悔します。

 

当初ケンティはわたしから見て、誠に力のあるアイドルであり、キンプリちゃん達にとっては直近でお世話になりバックについていた先輩という程度の認識。そしてあくまで違う星の王子様、という印象でした。

紫耀くんにとってもケンティはプライベートでは関わりのない、いわゆるビジネスライクな関係性の先輩、と認識していたので、たとえばジーコ(*6)と一緒に仕事するのとかとは全然意味合いの違うものだと感じていました。

これって事務所の社運をかけたプロジェクトなのかな~とか。紫耀くん、気ィつかって大変だろうな~とか。(ほんと何様なの?私)

 

そして、以下が今の気持ちである。

まさか、こんなにカイジロ二人がしっくりと馴染むバディになるとは思っていなかった。
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(注 まだドラマを1度も見ていません)

私、ホントにカイくんとジロちゃんを愛してます。

まるごと飲みこみたいくらい。

 

このことはうれしい誤算でした。

紫耀くんがメンバー以外にあんなに心を開いて、頼ってみせる人ってなかなかいないのでは…

もっと気をつかって、よそゆきモードの紫耀くんになるのかと思って心配してたのが嘘のよう。

紫耀くんのことを大好きと公言していた健人くんの片想いみたいになるのかと思ってた。(どこまでも失礼)

実際、2月の撮影前、交換日記のくだりとか、紫耀くん若干嫌そうだったよね?(小声)

 

それが今や本当に健人くんを信頼して、慕っているのが伝わってくる。実際、健人くんは味方にすると本当にたのもしく、愛すべき人だった。(感覚的には悟空から見たベジータ的な?)

また、常々『主役ではなく先輩の背中を見て勉強したい』とこぼしていたスター・平野紫耀にとっても、健人くんから学べるものって沢山あるだろうし、ダブル主演というのは心強かったのでは。そして客観的に見ても2人はお互いの凸凹を補いあえる、最強のバディだと思いますよ!

そんなこんなで、ただの先輩後輩ではない、特別なバディとして二人がそこに存在してること、それが本当に気持ちがよい。だいすき。youたち最高だよ。

 

この関係性を構築できたのは、コロナ禍の副産物というところも大いにあり、だれも経験したことのない困難が二人やスタッフさん、ひいては私たち待ってる側の結束を強めたなぁと思っていて。

自粛期間で撮影が出来ない中でも、結果的に今までになくドラマチックな時間を共有できていたのではないかなあと思います。(*7)

当たり前のことなんてないんだな、とみんなが思い知った3ヶ月でしたよね。オタクは生き甲斐を奪われ、ゾンビというか脱け殻というか。パサパサになっていて。

そこを乗り越えての撮影再開、初回放送日決定は、ほんとに今年一番のうれしいニュースでした。涙出ちゃったマジに。

 

そして、未満警察という作品への期待について。

 

平野紫耀くんを好きな人ならみんな『この人には出来ないことはなにもない』という思いをもっていると思うのですが、どうしても世間の求めるキンプリ平野というのはステレオタイプの王道ジャニーズアイドル、もしくは天然おバカさんキャラなわけで。必然的にテレビのお仕事、映画のお仕事は漫画原作のイケメン主役が続いておりました。

 

いや、それもありがたかった。十分私は楽しかった。紫耀くんはいつも最高にかっこいい。高校生役も、金髪も、よかったほんと。マジマジ。ちょっともったいないな、と思ってただけ。ボソ。

 

で、ここにきての高校生じゃない、警察学校!の生徒ですよ!制服です!黒髪短髪です!

しかも肉体派の役で、アクションですよ!?

 

…わかりますか?   (ハアハア)

需要しかないのです。

この一ノ瀬次郎という役柄には、私の夢と希望がつまっているのです。

 

唐突ですが。

平野紫耀くんには、夜の顔と昼の顔がありますよね?(は?)

 

【夜の顔】

・いや、きみはいつどこで誰になにを教えてもらってきたの?というほどの官能的な表情

・同上、の身のこなし

・スポットライトを浴びて、ギラギラの衣装で、オラオラしてる近寄りがたいオーラ

・人間の嫌なところを全部見透かしているような暗い瞳

・前髪、サラサラできれいだけど目に入らない?

・フロム名古屋なアレコレ(察して)

 

【昼の顔】

・どうぶつやお年寄り、赤ちゃんをこよなく愛し、家族を大切にする天使の心

・都会が嫌いで自然が大好きなヘルシーマインド

・いつまでもいたずら心を忘れない永遠の5才児

・出力のコントロールが効かずに割り箸を無駄に折りまくる愛すべき力持ち

・早く独り立ちして、世のため人のために働きたい勤労少年の精神

塩むすびとか、ぬれおかき改めぬれせんべいとか、グミが好き。お酒はあんまり飲めない。

・デコ出し!(あ、でもオールバックは夜だな~)

 

このような感じです。

ほんとは他にも無限にあげられるんですが、いよいよ夜が明けてしまうし眠くなってきた。

 

私は、最近気づいたのですが特に平野紫耀さんの【昼の顔】サイドがすき!でたまらないのです。もちろん【夜】あっての【昼】ですが。なんの話?

 

自然光の下で、年相応に楽しそうにしている平野紫耀さんをみていると、ほんとに癒されるというか、魂が浄化されていくというか、同時に何回でもめちゃくちゃ惚れ直してしまうというか。

 

『自然光×平野紫耀がすき』という発見は、自分史上近年稀に見るスカッとジャパンでした。

 

そんな私にとっての一ノ瀬次郎ちゃん。

どんなに少なく見積もっても、最高なのです。

(注 まだドラマは始まってません)

ビジュアルから、役柄の設定から、本当に全世界にありがとうございますとしか言えない状態です。

 

いよいよ、毎週土曜日になれば、カイくんジロちゃんに会える世界がやってきます。

この胸のときめきのすべては、およそ言葉に出来ませんでした。こんなに長々と書いたのに!

 

とにかく最終回まで、みんな怪我なく、コロナもぶり返さず、無事にドラマの世界が完遂されますように祈っています。そして毎週テレビの前でただひたすらに愛おしいカイジロちゃんの姿を拝ませてもらおうと思います。

 

要するに、めっちゃ楽しみにしています!!紫耀くんだいすき!!

 

(スッキリしました!もし最後まで読んでくれた人がいたなら本当にお付き合いいただいてありがとうございます。あなたに幸あれ。)

 

 

 

(*1) え?ホントに丸半年だ…光の速さで半年老けたのか、と違うショックを受けています。

 

(*2) 東京オリンピック…やるはずだったんだよね…めちゃくちゃ遠い世界観の話に感じます。嘘みたい。

 

(*3)セクゾの皆さん、セクラバさん、本当に申し訳ありません。調子に乗っておりました。不快感を与えてしまったことをここにお詫びします。

 

(*4)DREAM BOYS 2019 ジャニーさんを失って初めて、かつキャスト変更後初のドリボ。光一くんが演出を手伝ってくれるという岸くんよかったねの世界。Wゆうたによる、この二人にしかなし得なかった奇跡の舞台。この話をしだすと夜が明けてしまうので割愛。

 

(*5)JOHNNYS’IsLAND 2019 これまた珠玉の舞台。

ジャニーさんが最後に愛した少年達が、ジャニーさん亡き後どうショーマストゴーオンしていくのか探すストーリー。ひさしぶりに13番目の月を探しに行くなど原点回帰した。この話こそ、始めると丸1日はかかるので、割愛。

 

(*6) 現SnowMan みんなの万能調味料こと塩麹よりも向井康二くん。まいジャニ時代のことって思い返すとまぶしすぎて目がつぶれちゃう。

 

(*7)撮影が休止になり、もしかしてこのままドラマがお蔵入りになるかもと思ったとき、いても立ってもいられなくなり生まれて初めてテレビ局にご要望メールを出しました。でも、私がそんなことをしなくても、健人くんも紫耀くんもスタッフの皆さんも絶対にこのドラマを守る、というメッセージを常に発信してくれていて、そのことには感謝しかありません。

キンプリのハイタッチイベントに行った話

2018.6.20

二年前の今日、私はKing & Princeのハイタッチイベントに行ったのですが、その時のことを久々に思い出したら最高だったので備忘録を超今さらながら残します。ちなみに、すごく長いです。

 

その日は普通に朝から仕事に行き、午後休をとって会場に向かいました。前日から、何を着ていくかでかなり頭を悩ませ、どうしたらキンプリのみんなに不快感を与えずにハイタッチできるのか、ひたすらにそれだけを考えていました。

 

相手は自分より一回り以上年下の男の子、私のような中年ファン(相葉ちゃんと同い年)ともふれあいをしなければならないとは、デビューって大変だよね、とか、とにかくめちゃくちゃネガティブなことばかり考えていたのを覚えています。

 

とはいえ、合法的にキンプリちゃんと触れあえる千載一遇のチャンス(*1)を手に入れたわけで。

なんとか素敵な思い出にして棺桶まで持っていきたい、と真剣に考えていました。

 

結果、雑誌などで彼らから語られる好きな女の子のコーデなどを参考にしつつ(涙ぐましい)、担当がわかりやすいよう赤の革ポシェット(*2)をななめがけにして両手はオープンに、足元はスニーカーで機動性を持たせたスタイルにしました。これ、はっきり覚えてる。

 

そしていよいよ会場へ!

あの日は小雨が降っていて、まあ蒸し暑かった。

スタンディングのイベントスペースで行われるイベントだったので、入場前は事前にメールで送られていたQRコードの番号ごとに整列。

なかなかに密な感じで、傘をさすと危ないのでひたすらしっとりと濡れそぼる。たっぷり一時間は外でひしめいていたと思う。

 

まわりはやはり若いお嬢さんが多いけれども、同世代のお姉さんやお母さん世代も多くてホッ。

この時に、いわゆる量産型のお嬢さんの装いを認識。こういうのがはやってるんだなあ、とかぼんやり考えて過ごす。

中には頭にティアラ、とか、そもそもウェディングドレス着てきました、みたいな気合いの入った方もいて楽しい。お着物の方もいたなあ。(めっちゃキンプリちゃんたちにほめられてた。裏山。)

 

みんなほのかに興奮していて、でも私は一人参加だったので見た目は至ってクールなふりをしていました。心拍数は150くらいになっていたけど。

 

一人ずつガチな本人確認を経ていよいよ中へ。

小走りになる周囲にながされるものの、ポジショニングの正解がわからない。

とりあえずその時に入れた一番前方(10列目くらい)、やや上手寄りに立つ。

 

周りのお嬢さんたちはみんなキンブレ複数もち、とかあの王冠形のペンライトとかを準備していたのだけど、なんせ私はキンプリ初現場だったので、前述の通り手ぶら。なんと心細かったことか。

 

そんなこんなで、いよいよイベントスターーート!

黄色い声がすごいこと!

キャーーー💫ってほんとにキャーって聞こえるのね。。

キンプリちゃんたちは、なんかロイヤルな色味の白っぽいスーツだったような。これがまた美しいの。

きれいだったな~

 

イベントの内容は…

シンデレラガール、生歌で聴けたー!とか、メンバーがファンの入場番号のくじ引いて、その子にひとこと言う、とかだった気が。(これはかなり荒れた)

この辺の記憶は曖昧。至近距離で初めてキンプリを見たので、たぶん心拍数は200くらいで、頭真っ白。酸欠だったのかも。

 

そのなかで覚えてるのは、キンブレもなく、ひたすら両手を振ってアピールすることしかできない私を指差して、れんれんがにっこり頷いてくれたこと。

私、身長が170近くあるので目立ったんだろうなあと思うけど、れんれん優しかったな…

あんな近距離で指差しもらえることはもうないだろうな…

その瞬間、『これは一生の思い出になるな』と思ったし、今もそう思ってます。

 

そもそもがスタンディングで基本カオスなんだけど、変なタイミングで奇声を発したり、メンバーの名前よんだり、客席降りで駆け寄ったり、マナーの悪いファンも目立っていて。

それに対しては一貫して無視して干しまくるキンプリちゃんたちでした。ほんとに頼もしかった。

 

その様子をみていて、この子たちは若いのにいろんな現場を経験してきたんだろうなーと思って、すっごく感心したのを覚えてます。

 

で、途中の客席降りですでにハイタッチしてもらってるファンがいて、経験不足の私は『ハイタッチイベントってこういうことなのか!端っこポジションをキープしなきゃいけなかったのね!?』と焦った思い出。あとから考えればそんなわけないのだけど、本気で意気消沈しました。

でもまあ、こんなに近くで会えたし、れんれんがファンサくれたし、大満足だな♥️とか思っていたら。

 

退場の時にメンバーがお見送りをしてくれて、そこで皆さんお待ちかねのハイタッチできますよ~というアナウンスが!

 

え?

いいの?そんな贅沢してほんとにいいの?

 

わかっていたくせに、期待してきたくせに、いざほんとに紫耀くんの面前に出て、ハイタッチまでかませると改めてわかって、人生で二番目くらいに緊張しました。(*3)

 

元々ぎゅうぎゅうづめのオタクたちが今度は一列に整列させられ、人権もなにもあったものではない状況でしたが、なんせもう内心パニックなので、気にしている余裕はZERO~

 

どうしようどうしようどうしようどうしよう…

 

でも私は伊達に年くってるわけではないので。

絶対に、わたしが平野紫耀くんを応援していることを直接伝える

ということだけは完遂しようと心に決めていました。えらい。

せっかくきたら、もととらな!なおばちゃん的思考の成せる業。

 

いよいよメンバーの姿が見えてきます。

さっきステージ上で着ていたすんばらしいスーツの上着を脱いで、シャツ姿。

 

近づくにつれて「間をあけないで!」とか言われながら後ろからスタッフに押されまくりです。(スタッフ、タメ口か~しんどいな~とか考えて現実逃避)

 

キンプリちゃんたちは長机的なのの後ろに横一列に並んで、私たちを迎えてくれてるのだけども、なんていうのか、綺麗すぎて発光して見える。

ライトとかは当たってなくて、簡単なパーテーションのすぐむこうに立ってるだけなのだけど、顔が小さすぎるし綺麗すぎてほんとにマネキンとか蝋人形とか、作り物みたいにきれい。目がおかしくなったのかと。

 

きれいすぎて、近づくのをためらってしまうオタク達。スタッフ、タメ口だけどめっちゃ押してくれてありがとう。ほんと押し出されないと、近づけなかったと思う。

 

めちゃくちゃ押されてよろけそうになりながら、ついに私の番。キンプリちゃんたちの前に躍り出る。

 

一番手前にいたのは岸くん。

おっ!きた!

みたいな表情(めっちゃきれい)で迎えてくれて、なんかわたしも嬉しくなってしまい、なぜか岸くーーーん!と言いながらぺちぺちぺち、と三回手を合わせる。岸くんはおうおうおう!っと応えてくれた。

今思い返してもなんていい子なんだろう。

そしてやっぱり手、おっきいよね。ひんやりして、つるつるした食感でした。

 

で、たぶん次が神宮寺。だったとおもう。

 

 

ほんとに申し訳ないんだけど、岸くんの次の次が紫耀くんだったの。で、最後が玄樹くんだったの。

そこしか自信もって言えないのです。

記憶がないのです。2年前だからではなくて、そこは当日から記憶がないので、人間の情報処理能力の限界だったのだと思います。

 

岸くんとぺちぺちしてるうちに、紫耀くんが見えてきます。紫耀くんは私が今までみたことある人間のなかで一番顔が小さい。顔に余白がない。漫画みたい。象牙みたいな肌で、毛穴が一個もない。

(と、思ったという話)

 

で、で、いよいよ!と思いつつ事前に用意していたあれこれは全部ふっとんで、わたしが口走ったのは

 

 

「紫耀くん、めっちゃすきです!」

 

というセンスのかけらもない、ド直球の告白でした。いや、そんなこと言われても困るよね。

でもなんかこう脊髄反射的に口をついて出た本心100%なので、仕方ないかと。よくがんばった。

 

で、紫耀くんは、そんな私の上ずった告白に対して

「ありがとう」

って言ってくれたんです。

 

 

 

っくはー💘

 

 

思い出しても幸せで胸いっぱい。

泣ける。

 

しっかり私の目をみて、ちょっと微笑みながら、

「ありがとう」

って。

 

私、本当に感動したんです。

それがなぜなのかは以下のとおり。

 

①ちゃんと私の気持ちが伝わっただけでも嬉しいのに、まさかの一往復会話が成立するという奇跡がおきた。

 

②あの平野紫耀くんが、私だけのために声帯を使って声を出してくれるという奇跡がおきた。

 

③明らかに中年の私に対しても「ありがとうございます」ではなくて「ありがとう」と返してくれた。

 

特にこの③については、思い返しても紫耀くんてすごいなあと思う。

紫耀くんがこう言ってくれたから、私もファンでいていいんだ、紫耀くんにとっては私みたいなおばさんでもちゃんとファンのひとりなんだ、って思うことができたのです。

紫耀くんて、当たり前だけど初対面の目上の人には絶対敬語で対応すると思うの。それが、このときは「ありがとう」ですよ。私のこと、自分のファンとして認めてくれたからそう言ってくれたんだよね。

「ありがとうございます」ではだめで、「ありがとう」って言ってくれたからそう思えたんだよね。

 

しかも、なんかめちゃくちゃ落ち着いた雰囲気で、しっかり受け止めてくれたんだよね。真剣に。

次々に流れてくるオタクたちに対応して、本人も後で「目がまわりそうだった」って言ってたけど、それでもこれだけきちんと印象に残る対応をしてくれたのほんとにすごい。

 

私は典型的な花晴れ堕ちで、まだキンプリちゃんたちのこともよくわかっていなくて、正直ハイタッチに当たっちゃったのも後ろめたい気持ちすらあったのだけど。もっと前から応援してるのにこれなかった子とかもいるんだろうな、とか。

 

実際に勇気を出して気持ちを伝えたら、きちんと受け止めてもらえて、ほんとうに嬉しかったのです。ありがとうはこっちの台詞だよ…

あの日をきっかけに、胸をはって紫耀くんとKing & Princeを応援していこうと心に決めることができました。

 

ちなみに紫耀くんの手は、ガサッとしてゴツゴツした感じでした。私の手汗はひどかっただろうな…

 

そして、そのあときっと三人いたんだよね。

れんれん、かいちゃん、玄樹くん、だったのかな。

れんれんとかいちゃんの記憶、ほんとに全然ないの。もったいない…!

 

帰り際、放心状態の私をありがとう~☺️って言いながら見送ってくれた玄樹くんのことは、今でも思い出します。我に帰って、いっぱいバイバイしたんだ私。玄樹くん、はやくまた会いたいよ。

 

あの日から2年。

最高の思い出として、色あせずに思い出せるハイタッチイベントの記憶でした。

何度も反芻して、幸せをもらっています。

 

~終~

 

 

(*1) King & Princeデビューシングル「シンデレラガール」購入特典としてハイタッチイベントが開催された。私は初回盤ABと通常盤三枚を購入して、応募。100枚とか買ってる猛者もいた中でよく当選したなと思う。

 

(*2)私は平野紫耀くんのオタクなので、紫耀くんのメンバーカラー(深紅)にちなんだ色をチョイス。ちなみにリップも当時彼が好きだと言っていた赤にした。若作りがほんとに涙ぐましい。

 

(*3)たぶん人生で一番緊張したのは、結婚式でバージンロード歩いたとき。ドレスを蹴っ飛ばして歩かないとつまずくのに、どうやって歩けばいいのかわかんなくなってパニックに。その後の記憶がない。