夢のような1日

アイドルを好きになって「夢のような1日」ってこういうことかと知りました。ツイッターやってます→@yareba_owaru

~嵐の卒論~ ①懺悔

嵐、もうすぐ店じまいですね。

f:id:omi-shiru:20201123223207j:image


f:id:omi-shiru:20201211223730j:image


語り尽くせないのはわかりきっている。そんな中でも現在地、できるだけの思いを記したい。わたしによる、嵐・卒業論文

 

………………………………………………

2019.1.27は、大げさではなく、たぶん一生忘れられない日です。

(以下、しばらく壮大な懺悔が続きます)

 

この頃、東京・帝国劇場ではJohnny´s King & Prince ISLANDという舞台が上演されていて、当時私はめちゃくちゃこの舞台にハマっていました。

2018年のデビュー以来、King & Princeにハマり、帝国劇場にハマり、なんというか、ちょっとおかしくなっていました。

帝劇に通いつめていた、というレベルの毎日を送っていたのです。(色々お察しください)

 

この日はいよいよ迎えた千秋楽。

大変に貴重なチケットもどうにかこうにか入手して、異様な高揚感と緊張感の中、日比谷にいたわたし。

いよいよ開場30分前。私のスマホがなります。絶賛娘(当時3才なりたて)を預け中の実母から。

『◯◯ちゃん、お熱39℃あるで』

『あんた今どこ?』

『帰ってこれないの?病院連れていかな』

 

 

 

…お分かりいただけますか?この絶望感。

 

またまた舞台に行くとは言えないくらい通いつめていたので、当日母には『仙台から昔の職場の先輩が出てくるから、東京駅で会ってくる』と嘘をついていた私。

(そういう先輩は実在します。今はSHINeeのペン)

娘は前日から熱はあったものの、当日の朝はなんとか微熱をキープしていて、落ち着いているように見えました。

また、よりによってその日は、夫と上の子は習い事のイベントのためちょっと遠くへ出掛けねばならず。

夫には正直に帝劇へ行くことは伝えていたものの、ジャヲタ心理には全く理解のない実母にしか頼れない状況でした。

微熱でも、病気の子供を置いて好きなアイドルの舞台にいくなど、口が裂けても言えません。

 

「家内安全のためにはうそも方便」と自分に言い聞かせ、背徳感を振り払うようにして、日比谷へ出掛けたのです。

 

その結果がこれ。

 

がーーーーーーーーーん、である。

 

帝劇のビルの地下で、ガチで泣きました。

このまま、なんとか嘘に嘘を固めて、どうにかあと3時間くらい、しのげないか。

夫に知らせて、外出先から家に戻ってもらえないか。

いちかばちか、母に本当のことを打ち明けてわかってもらえないか。

エトセトラ、エトセトラ…

 

THE 逡巡。

 

本当に苦しかった。

身を引きちぎられるような気持ちでした。

自分の中にあるべき親として、人としての良心を試された数分間。

 

結局、その辺にいた若いお嬢さんにあわただしくチケットを譲り渡し、平野紫耀くんへのお手紙を託し、走って日比谷線に飛び乗りました。

 

そう、わたしは人として母として、越えてはいけない一線を、なんとかかんとか紙一重のところで、踏みとどまったのです。

 

飛び乗った電車の中で一息ついてから思ったのは

『嗚呼、シンプルに、罰が当たったんだなぁ』ということ。

同時に、なんだか憑き物がとれたような思いがしたのを覚えています。

 

娘にもしものことがあったら、私は自分を許せないでしょう。自分の生活を、家族を、一番大切なものを大切にできないでいる愚か者が、どうしてアイドルが好きなどとのたまうことができますか、と。

ここ数ヶ月の自分の行いを猛省しました。

 

家に帰り、ちんちんに熱くなっている娘を抱きしめて、ごめんねごめんね、と謝ったころには、すっかり本来の自分を取り戻していたような感覚でした。

 

娘を休日救急へ連れていき(幸い大したことはなかった)、やれやれと帰宅して、ふとスマホをみたら友人からLINEが。

 

『嵐、活動休止ってマジ??』

 

 

 

 

は?

 

最初は、またつまんない週刊誌のゴシップかなぁ?とスルーしようとしたんだと思う。友だちは非オタだし。

嵐にかぎってそんなはずはないよ、と。

 

でも。

あれよあれよと、テレビの速報、スマホにもニュース速報、そして、ファンクラブ動画のお知らせ。

 

…嵐が、嵐をやめるって言ってる。

なんで?うそだよね?解散?

休止ってなに?いつまで?

てかもう嵐いなくなるの??

 

嵐が、いなくなる?

 

最近若い子に夢中になって頭がおかしくなってて。でも今日の今日、頭から冷水を浴びせられて目が覚めて、改心して心清いオタクとしてやり直そう、そう今まさに改心していたのに。

 

嵐がいなくなっちゃうの?

 

20時から会見をやりますよ、とアナウンスがあり。とにかく晩ごはんを作らねば。子どもらに食べさせねば。娘には薬も飲ませないと。そして会見を見ないと。焦りまくるわたし。

 

台所に立って、野菜を切ろうとするんだけど、あれれ、おかしいな全然前が見えないのです。

 

涙で。

 

どんどんどんどん溢れてくる涙。次から次へとこぼれてきて、なんにも見えない。

あきらめて、しまいにはシンクの前で膝に顔を埋めて泣きました。息子が心配して見に来てくれたけど、どうにもこうにも止まらなかった。

家族は気を遣ってくれて、その日は鍋かなんかをぼんやり食べて、20時には私を一人にしてくれました。

 

テレビでみた会見の様子は、どこまでも和やかないつもの嵐で。でもやっぱり、2020年の12月で一旦嵐の活動は休止と言っています。

 

うそだろ…

今日は、一体なんなん?めっちゃくちゃバチが当たって痛い目にあってるやん…誰か私を殺そうとしてる?

と、真剣に思いました。

 

殺されそうになったかどうかはともかく、あの日、寿命は確実に多めに消費したと思う。胸が痛くて、寝られなくて、でも次の日は仕事だし、朝からのあれこれで体もへとへとだし、泣きながら寝たんだと思う。

そして次の日の朝は起きてすぐ、これが夢じゃないなんて…とまた泣いたんでした。

 

以上、オタクが心労で死ぬかと思った一日の思い出と懺悔でした。

 

あの日のことは絶対に忘れられないし、あの日からずっと、来たる2020年12月31日をどう迎えるべきなのか考えています。

 

(続く)

 

 

『大野智作品展🍛FREESTYLE2020』に行ってきた話(ネタバレ)



f:id:omi-shiru:20200912160151j:image
2020.9.10(木)

大野智さんの作品展『FREESTYLE2020』に行って参りました。

場所は六本木ヒルズの展望台、東京スカイビューにて。前回までの会場(東京は表参道ヒルズ)もおしゃれだったけど、今回もTokyoど真ん中です。

 

コロナ禍にあって、市内の職場と自宅の往復しかしてないわたしにとって六本木は大冒険。多摩川を越えて市外に出たのが実に半年ぶり。そんなこんなで、六本木についた時点でめちゃくちゃドキドキしてる。

そして、今でもコロナコロナ言ってるなかでも無事に開催できてよかった、ここにこられて本当に良かった…と思うなど。

(どんなに来たくても、今はまだ東京にこられない人たくさんいるもんね。)

 

『どうか、この作品展を観たい人がみんな観られますように』

そう思わずにはいられない素晴らしい体験でしたので、自分の雑感として残しておきたいと思います。アホほど長い自分用の記録。

 

【作品展の展示内容についてネタバレあります】

 

まず六本木駅について、謎にドラマチックな気分になるあのエレベーターに乗って地上へ。テレ朝夏祭りもなかったのか今年…とかしみじみの限りをつくす。

 

展望台への入り口に向かう途中で、智のカレーパンとパイナップルジュースがもらえるカフェが見えてきます。


f:id:omi-shiru:20200913091828j:image 
f:id:omi-shiru:20200922230310j:image

おしゃれおしゃれ。

とにかく智くんの個展に関しては、2008年の初回から一貫してデザインが都会的でスマートでときめく。大野智というコンテンツを彩るプロの大人の仕事を感じちゃう。

 

で、事前に発券していたチケットに記されている整理番号順に整列。この作品展は事前抽選による完全予約制、30分刻みの時間指定あり。コロナ対策にもなるんだろうけど、ちなみに前回からこうでした。密を避けられるので、今の情勢にナイスフィット。ゆったり見られるのでありがたいし。

 

私は14:30のチケットで、14:10集合。指示通り並ぶのは熟練のオタクなので、スッ…と所定の位置へ。(ちなみに今回一人です)


f:id:omi-shiru:20200913092733j:image(見にくい写真)

足元にこんな表示。いつもの10倍くらいゆったりしたスペースがとられてる。ソーシャルディスタンスのおかげで、ジャニーズにしては人権のある列。この日は曇天で涼しくて快適だったけど、暑い日とか雨の日は大変そう。

 

久々の嵐関連の現場でしたが、さすがに落ち着くファン層。多いのはわたしより少し~だいぶ年上のはしゃいでる姿が微笑ましいマダム二人組。あとは母娘二人、若いカップル、小さい子連れ、ギャル、学生さんなど、幅広い。キンプリちゃんの現場で感じる肩身の狭さが皆無でありがたい…息をしやすいよ…みんな違ってみんないいよね…

 

さて、いよいよ会場へ。並んでる間におでこだして検温ピ!アルコールぶしゅー!今や普通になった本人確認、バッチリやります。スタッフさんからマスクをはずしてください、といわれ顔をまじまじと見られると照れてしまうのは私だけでしょうか。

ここで展望台のチケットをもらって、エレベーターへGo。
f:id:omi-shiru:20200913093534j:image

 

エレベーターは上限8人で、床に立ち位置がマークされてる。さすがの日本人、みんなキレイに並んでちゃんとマークの上に立つ。

 

耳キュイ~ンとなりながら一気に52階へ。閉所恐怖症なので心拍数がヤバイ。いま地震がきて閉じ込められたら?とか無駄に嫌なイメージが去来してしまい、目をつぶってやりすごす。なんとか無事についた…

 

遠くの窓の向こうに、空と東京の街が見える。海抜250m、一気に非日常感。高いところにのぼるとワクワクしちゃうおのぼりさん。

 

会場へ入ってすぐ、アーチの向こうにワイドショーでみたカイトのジャケットの絵とゆっくり回転する巨大グリーンヘッドさんがお出迎えしてくれます。


f:id:omi-shiru:20200913112409j:image

 

差し込む自然光が気持ちいい空間。遮るものがないどこまでも続く空が見えて、ごみごみした街を見下ろしていると、『ああ、自由だー』という想いが湧いてくる。単純。

空が近いこの場所が選ばれた必然性みたいなものを感じて、しばし味わう。ふわふわする。(エレベーター酔いもあるのかも)


f:id:omi-shiru:20200922000003j:image

このアーチ、我々はくぐることはできず、ぐるっと壁沿いに撮影可能スペースまで列ができている。

途中、『ご覧あれ~』と智くんから手書きのメッセージが。文化祭の看板みたいな趣の素朴な文字に、人柄がにじんで見える。誰かを驚かせたいとか、人より自分をよくみせたい、とかいう気持ちが全然ない人。

嵐の展覧会でも、智くんのスペースには『よかったら見ていってくださいな』と書かれていたのを思い出す。それに比べると今回の『ご覧あれ』にはちょっぴり胸を張ってどうぞ!と見せてくれている感じが伝わってきてうれしい。『よろこんでみさせてもらいますよ』とひとりごちる。

 

視線を右に移すと、FREESTYLEの巨大グラフィティが。2008年の個展のために描かれたもの。

f:id:omi-shiru:20200922000102j:image 
f:id:omi-shiru:20200922003530j:image

いま見るとほんとに素朴で、悪くいっちゃえば素人くさい(失礼!)作品なのだけど、当時は象徴的な作品として展示されていた。当時よりもいろあせてくすんで見える。

『久しぶり~元気だったの?』という思い。通路はさんで左側には小さいフィギュアたちの写真が数点、その先にもFREESTYLEの会場に並んでいた立体物が展示されていて、なつかしい。どれも、本当に素朴。これが智くんがだれに見せるためでもなくただ好きでやっていたこと、『FREESTYLE』の原点なんだよなあ。

 

いよいよ、撮影可能ポイントへ。撮影してよいのは、カイトの絵とグリーンヘッドのみ。その撮影をする背中方向にも、贅沢に新作の抽象画がぐるっと展示されていて忙しい。

横長のキャンバスに顔がいくつも描かれているもの、絵の具をそのままキャンバスに落としたような抽象画、いずれも初めて見るタッチの作品で興味深いのだけれど。。

 

人間の性として、やはり正面の作品の撮影に夢中になってしまう。


f:id:omi-shiru:20200913143722j:image  f:id:omi-shiru:20200913145156j:image

(この日はご覧の曇天模様)

このエリア、我々観客がカメラを持って思い思いの写真を撮ることでアートになる、それを持ち帰れる、そういう仕掛けなのかなと感じました。ぐるぐる回るグリーンヘッドのおかげで、撮る場所やタイミングによっていろんな写真になる。カメラが趣味の人とかはたまらないのでは。

 

さて、撮影エリアを抜けるとなつかしいあの顔のフィギュア100体が展示されていたり、一時期はまっていたんであろう自分の顔の型どりを使った立体(レースのやつとか)、怪物君の耳つきの絵など懐かしい作品にお目にかかれる。

ふと、これらの作品は普段どこで保管されているのだろう?という想いがよぎる。どの作品も、またあえたね、久しぶり、元気だった?と心のなかで話しかけながら見る。いつか、どこかにこれらの作品や今回の新作も常設してあって、見たい人がいつでも見に行ける場所ができたらいいのになあと思う。

元気をもらいに、きっと通うと思う。

 

このあたりに、お馴染みのスーツ姿で真顔でジャンプする智(わかるよね?)の写真が、並んでいる。

2008、2015、2020。

だんだん足の揃いかたが緩くなっているのは、やはり加齢もあるのかな。いずれにせよ、どれもいい顔してる。

 

~ここからは、新作や新しい展示物を中心に感想を~

 

まずは智の子供の頃の思い出コーナー。

一番印象に残ってるのは、中3の2学期、数学の中間テストの答案用紙。(H7.10.12)

C組4番大野智。2点。1問目しか丸がない。

こんな点はなかなかとれないからってお母さんが記念に額に入れて飾ったやつ、だよね?お母さんが入れた額なのかはわからないけれど、立派に額装されて、さりげなく展示してある。

このとき、14才の智が生きていたんだよなあ、とまじまじと見る。高校を2日で辞めた時といい、中3のテストが2点のときといい、智くんのお母さんはどんな気持ちだったのかなあ。つい親目線になってしまう。

 

その他にも小学生のときにもらったあやとび一等賞の賞状、やたら登場人物の名前だけが羅列されている内容のない作文(かわいい)、七五三の記念写真、ドラゴンボールのイラスト、中学の美術の課題のデッサン、写生画…

これらが四角いショーケースにおさめられていて、ファンはこれがみたくてちょっと密。

私も見たかったけども、人垣が切れるタイミングがなく、遠目から見るにとどめる。子供のころのあれこれ、見せてくれてありがとうね。ちゃんととってあるのが大野家って感じだよね。

 

途中、去年の24時間テレビのチャリTシャツの線描画も。当時、久々に智くんの描く絵を見せてもらえて嬉しかったことを思い出す。

本当にずっと描いてなかったもんね。

折に触れて「描きたいと思えない」と言う智くんに、地味に傷ついてた。

やりたいことを好きにやってきて、私たちに見せてくれたせいでそれが仕事になってしまって、ファンが智くんから大切な部分を奪ってしまったような気持ちになっていたから。もちろんチャリTシャツのデザインも仕事として引き受けたのだろうけど、智くんの新作を見られてとても嬉しかったことを覚えてる。

 

この絵を解説する智くんが、泥から花を咲かせる蓮を「人生みたい」って言ってたことを思いながら、じーーーっとみた。

この人にとって、人生ってどろどろして汚いことばっかりで苦しいけど、その中にこそ美しい瞬間とか生きる価値があるって感じなのかな。哲学。

下書きの跡や、印刷にのらない細い線のタッチまで見られて満足。なお、このTシャツはこの夏も家族で着てました。宝物。


f:id:omi-shiru:20200913205905j:image


f:id:omi-shiru:20200913210125j:image

f:id:omi-shiru:20200913210005j:image

 

 

ここからは、また新しいゾーン。壁に仕切られたそれぞれのスペースに旧作、新作、大型の絵画がこれでもかと展示してある。

 

まず目に飛び込んできたのは、新作のパグの絵。鬼の角と赤い髪の被り物(ドリフの鬼的な)をした、黒パグがこちらを見ている。とても大きい。

帰宅してから作品集のインタビューを読んで、この絵に込められた智くんの想いを知ったわけだけど。

この作品は見たとたんに、何かをこちらに訴えかけてくるものを感じた。ぐるぐると渦を巻くような、叩きつけるような、気持ちをそのまま絵の具にしてぶつけたようなタッチ。色使いも、情熱的で濃厚、全体にどす黒い。大野智にも、やっぱりこんなに熱くたぎるような人間らしい内面が存在するんだなあ、と正直驚いた。ガツンと頭を殴られたようなショックを覚えました。

 

すごく余談だけれど、私もFREESTYLEIIのときにパグを飼っていたので、パグの絵を智くんが描いてくれたことは勝手に嬉しかったし、途中でパグのグッズが販売中止になってしまったことはとりわけ残念だった。

あの頃の“あれこれ”にまつわる率直な反省を、こうやってまたパグの絵を描くことで私たちに伝えてくれるなんて、智くんにしかできないこと。どこまでもファンのことを考えてくれてしまう人だと改めて感じた。とりあえず、作品集のインタビューは涙なしでは読めない。

 

さて、大きなゾーンごとの逆走はできない(スタッフさん結構きびしい)ものの順路は特にないこの作品展、自分のタイミングでうろうろ回遊できる。パグの絵のあと、亀梨くんの似顔絵(キンプリのいわちに似てた)を見て、私が向かったのは、ジャニーさんの絵。
f:id:omi-shiru:20200915151007j:image

これは生で見られて嬉しかった。色は思ってたよりもずっと明るくてきれいでポップな印象。デジタルぽくもあり、見ていて楽しくなる。作品展のあとは事務所に飾られる予定とか。ジャニーさんは絶対この絵好きだと思うし、喜んでると思う。知らんけど。

 

そしてこの絵に向かい合うようにして、ランタンの静物画が飾られているのだが、それがすごくよかった。(作品集の最後のページに掲載)

今回、ランタンの絵はここと、もう一枚ある(作品集の最初のページに掲載)のだけど、正直私はこの2枚のランタンの絵が、今回の作品展で一番よかったと思っている。テレビでも全然取り上げられないので、現地に行かないと見られない新作である。

 

智くんがヒロシさんと出会ってキャンプにハマり、募る思いのあまりランタンを五個買ったという話は知っていた。でもまさかランタンの絵を描いて出展していたとは知らず。まず、とても驚いた。

その時々に好きなものを描くという智くんのスタイル(作品が日記みたいになる)と、それによってその絵が持つストーリーにしびれる。近年の智くんのキャンプ熱を知らない人にとっては、謎のモチーフである「ランタン」が、私たちファンにとってはお馴染みのアイテムであったりする。

作品になんの解説も付されていないこの作品展において、ファンだけにわかるこのストーリー。あれだけ釣り一辺倒だった智くんが、ヒロシさんに出会い、キャンプに出会い、新しい人生の楽しみにであった瞬間を見せてもらえた『ヒロシとサトシのソロキャンプ』。バラエティー番組の1コーナーにすぎないのだけれど、これまでの大野智を知るファンにとっては近年になく強い印象を残した。

そのドラマに対するファンの感動を含めてこその、このランタンの絵なのだ。

 

またランタンは白背景に描かれているのに、ほのかに光を灯しているように見える。ランタンを眺める作者の眼差しの優しさだったり、愛情を感じるようで、とても温かく愛おしい作品に思えた。

特に、展示奥にあるランタンの絵(作品集の最初の方のやつ)が、本当に大好きになってしまった。一目見て、『最高じゃん、最高じゃん』とひとりでつぶやく。ああ、誰かと分かち合いたかった…!

ぐるっと回ってまたこの絵の前に戻って、ずーっと見ていた。

ゴッホを思わせる一枚目のランタンが、さらに進化して、『This is 大野智』になったのがこっちのランタン、というのか…うまく言えないけれどとにかくハイブリッド。大野智のこれまでの作品の変遷が1枚に凝縮されているような、まさに大野智の粋(すい)を集めたような1枚に私は感じて、大好きになった。恐らくだけども、作品展の中で見られる最新作なのでは。これが最高傑作じゃん、と勝手に思った。作品集にも載っていて嬉しかったけど、本物は全然違う印象。

この絵だけでも、またいつか、見に行きたい!!

 


f:id:omi-shiru:20200922001944j:image

そして、ようやくこちらの前へ。こちらも、ずーっと見ていられる。隠されたモチーフに気づく度、その部分だけが浮き上がって見えてくるのがとても不思議な体験。タツノオトシゴの細密画から、ものすごい進化を遂げている!と感じた。

 

とにかくこの作品展、加速度的に進化して自由になっていく大野智の作風の変化を感じられるのが感動的。

例えば作品展の表紙やグッズのTシャツ、カレーパンとジュースのカフェに見られるような抽象画=智いわく『色のやつ』について。


f:id:omi-shiru:20200915162953j:image (ご本人が着用モデル)
f:id:omi-shiru:20200915163047j:image(カフェで撮影可)

作品展でもこれら『色のやつ』が多数見られるのだけれども、正直言って「こういうよくわかんないのを芸能人が“アート”とか言い出したら終わりかな」と思うタイプの人間なので、最初はすごく懐疑的に観た。

でも、いくつも見ているうちに、「これもいいね」とか思っている自分がいて。色合いがどれも絶妙におしゃれだったり、かわいかったり、怖かったりしてどれもとてもよい。ずっと見ていられる。きっとお気に入りの1枚が誰にもできるはず。私はショッキングピンクと黄緑の鮮やかな1枚が好きで、レプリカがあったら家に飾りたいなーと思った。

そしてこれも、新しい大野智の表現なんだよなあと思う。

 

まず絵の大きさからして、初期のものから比べると単純に大きくなっている。初期には対象モデルをいかにリアルに再現するかという主眼だった表現が、もはや『なにか』を描かなくても、色だけで自分を表現できるようになっていく。

どんどん『枠』が大きくなって、やがて枠そのものがなくなって、自分の内面にある形のない想いやイメージを、そのまま取り出してキャンバスにのせることができるようになっている。ものすごい進化で、こうやって表現が広がって自由になっていくものなんだなあ、といたく感じ入った。

 

カイトのジャケットの絵を見たときに初めて智くんの抽象画を見たわけだけど、それは聖火のイメージとか嵐五人の色とか、やはりきちんと物語がある絵だな、智くんらしいな、と思ったのを覚えている。

『色のやつ』からは、そこからさらに進化した大野智が見えて、きっとこの先も続いていくだろうなと思えて、この人はどこまで行くんだろう、表現者としての可能性がとんでもないなと感じました。

 

そんなカイトの絵が掛け軸としてかけられた茶の間、(向かって右の壁にさりげなく松本潤画の絵がかけられていたりする)が続き。
f:id:omi-shiru:20200922002028j:image
上海でファンがひとりひとり指紋で彩ったタツノオトシゴ、FREESTYLEIIの衝撃だったちょんまげの子供の絵がその奥にひかえる。

 

出口に向かう最後のゾーンには三枚の大きな写真が。2008、2015、2020の大野智のモノクロ写真。

白いシャツを着て、神妙な顔をしてこちらを見ている。どれも知っている大野智の顔だけれど、2008年の智はやっぱりすごく若くて、2015年の智はピカンチのハル風味で(笑)、2020年の智は…なんだか苦しそうに見えてしまった。

40才を前にして、嵐の看板を下ろすと決めた智くんの顔。お疲れさまでした、と声をかけているご婦人方がいて、不謹慎にも遺影に見えてきてしまう。切ない。べそ。


f:id:omi-shiru:20200922005741j:image(これは別の画像だけど、2008年なんて子どもみたいな顔してるもんね)

 

ちなみにこのそばには嵐のワクワク学校オンラインの宿題で嵐のみんなが描いた大野智の絵も飾られていて、嵐の絆も感じられる。

 

さて、いよいよ最後の展示へ。

最後は遮光カーテン越しのシアターになっており、2分ちょっとの映像作品を見られる。20人くらいひとまとまりになって、暗闇の中へ。

足型が床にスタンプされていて、各自その上へ。私は最前列センター、1列だけある椅子に座れた。椅子のないエリアの人は立って観る。

 

画面は6分割されている。暗い空間に浮かぶ透明なガラス張りの小部屋に入れられた白い全身タイツの大野智の姿を、上下左右からそれぞれ定点で撮影した映像が同時に流れる。どの画面を見るか、キョロキョロしてしまう。特にストーリーもなく、ひたすらにシュール。

音楽もなく、智くんが気の赴くままに動く。アイソレーションのお化け、よくそんなにパーツごとに自由自在に自分の体を動かせるものだ。キュキュッと靴が床に擦れる音、ジャンプして着地するときのドーン!という衝撃音がなんとも不穏。だんだん漏れる息づかいにドキドキして、息ができない。

なんなのこれ?なんなのこれ?と思ううちに、智くんが近づいてきて、カメラをOFF。

FREESTYLE2020 のロゴ。

え?終わり?とキョトン。あっという間。

なんだったんだろう、と思いながら外へ。

なんだったんだろう、にはきっと答えはない。だけど大野智という人は、絵や書、造形物だけじゃなくて、自分の体を使って人並み外れた表現ができる人だったということを、にわかに思い出す。

 

すごい人だ、という思いが広がる。

たまたまアイドルになって、たまたま嵐になったけれど、本質はもっと宇宙的に広くて深くて大きすぎる人だ。すごい。すごい。すごい…!

 

そんな気持ちがぐるぐるしたまま、シアターの外へ。明るい窓の外に、新国立競技場が見える。国立競技場は嵐にとって特別な場所。新しくなったその場所が見えるところまで、この作品展の一部に思えてしまって胸がいっぱいになる。

 

ほんとの出口。

今回の新作の製作風景の写真が展示されている。巨大な細密画に、ちょこんと正座して向き合う後ろ姿。

f:id:omi-shiru:20200922010053j:image

ああ、この人のことがやっぱり大好きだなあ、と思いが溢れてくるのがわかる。

 

ふりかえったら警備員さんのいる出口。

これまた文化祭の看板みたいなメッセージがおいてある。

 

『ありがとう  大野智

 

これだけのものを見せてくれて、表現者としていくらでも羽ばたけるポテンシャルがあるのに、やっぱりどこまでも「ファンの子」のための作品展なんだよね。

こんな風にどこまでもファンを大切にする気持ちが全身に伝わってきました。

 

ありがとうはこっちの台詞だよ。

智くん、本当にありがとう。

そう思いながら、なんとか出口へ。

出口には「戻れません」の注意書が立ててある。

帰りたくなかった。もしかしたらもう二度と智くんの作品を直接見られないかもしれない。

来年になったら、智くんの姿をもう二度と見られない世界になるのかも知れない。

 

こんなに好きな人を、ずっと心の支えにしてきた大切な存在を、うしなうのかもしれない。

そんなことを考えていたら涙が止まらなくなってしまった。

 

出口を出てすぐ、予約していた作品集と、カレーパンを引き取って、トイレに駆け込む。一人になって落ち着かねば。


f:id:omi-shiru:20200915175242j:image

その時にトイレの個室の荷物置き場で撮った写真。白バックで結果的にとてもよく撮れた…

 

作品展のレポ(?)はここまで。

ひとりの胸に留めておくには重たすぎる溢れる想いが、そこにはありました。

  

改めて。

活動を締めくくる前にこうやってまた新作を見せてもらえたことが、本当に幸せだと今は思う。思えば大野智さんを応援してきて、ずっと、いつもいつも、幸せにしてもらっていました。

 

すべての大野智ファンのみんなのところにも、この作品展にふれる機会が訪れますように。

 

そして何より。

智くんが元気で幸せでありますように。


f:id:omi-shiru:20200915181139j:image(帰り道、東京の風景)

『L&』ライナーノーツ~平野紫耀さんのオタクver.~

King & Princeセカンドアルバム『L&』を手に入れました!

待ってました!!

純粋にうれしい!!!

わかってたけどすっごいいいアルバムじゃんね。

 

以下、平野紫耀さんのことが大好きなオタクが独断と偏見をもとに記す

『L&』ライナーノーツ風感想文!

(アホみたいに長いです…)
f:id:omi-shiru:20200906094155j:image

 

~🥰~~🥰~~🥰~~🥰~~🥰~~🥰~

 

  1. Key of Heart

この曲、一曲めなんですけど、リピートするとBounceの次なんですよね。(通常盤の話)

coolにブラックミュージックキメてたKing & Princeが、みんな大好きドメスティックアイドルのキンプリちゃんに立ち戻って、あっかるいマーチを奏で始めるので心底ホッとする自分がいて。アルバム全体で長い旅をしてきて、またここから始まる、そういう意味でも一曲めにふさわしい曲!

イントロのギターからして大袈裟ではないけど期待が膨らむし、希望に満ちた日本語のメッセージってやっぱりいいな~☺️

弱虫ペダルで感じたれんれんのど根性と、坂道くんの純真さと勇気を思い出してお母さんはホロリとします。

 

  2.&LOVE

この曲を聴くとき、大体通勤の途中なんだけど、毎度めちゃくちゃな元気がどっかから湧いてくる。

サビの手ぐるぐるシュウペイダンス(違)はマスターしたので、毎朝ちっちゃ~~く踊りながら歩くわたしがいます。

カラフルな世界観が日常に彩りをくれる曲。アイドルっていいなあ。

ちなみに私はなぜか紫耀くんのピースサインがぶっささる性癖の持ち主なので、テレビの歌番組では曲が始まるやいなや頭が真っ白になるくらい射抜かれています💘
f:id:omi-shiru:20200905141529j:image

 

  3.Break Away

ハンドクラップ=帝劇という刷り込みがあるのか、わたしの脳内でこれ歌ってる5人は舞台の上にいます。これからいよいよ本編始まりますよ、というこのアルバムにおけるovertureですよね。

はじまりまーす!どーん!

 

   4.Mazy Night

はい!きたメジナ

今年どんだけ聴いたと思ってるん。もはやメジナは実家ですよ。実家ソング。思い出がありすぎる。ジロちゃんと、そしてコロナと、すごした2020年。ドラマもCDも延期延期となる未曾有の事態でしたが、結果的に七ヶ月以上もの間、MATCHもこのアルバムのジャケも、幻のツアーグッズに至るまで、黒髪短髪紫耀くんを大量に供給してくれてありがとうございました。

未満警察ミッドナイトランナー、放送自体が危ぶまれていたことを思うと、最終回までたどり着けて感無量です。ドラマのストーリーとか、内容はどうでもええねん。←

あれこれちぐはぐなところはあれど、愛すべきカイジロをこの世に産み出すという大きな貢献をした有難いドラマでありました!

わたしきっとこの話を10年後もしてると思う。「あのときは大変だったよね~」って言えてるといいね。

 

  5.ナミウテココロ

オシャンSONG。  

紫耀くんこういう音楽がすきなんだね~って教えてもらえてうれしいSONG。

しかしキンプリちゃんの中でも海ちゃんの声ってひときわおしゃれ感醸し出せるな~っていつも思う。末っ子の歌のポテンシャルヤバイと思う。独り暮らしの部屋で暗闇にぼんやり光って浮かぶ水槽眺めてるみたいな世界観。私も大学生のころ、ミニシアターで気だるい映画ばっか観てた時期あったわよ。

 

  6.泡の影

オシャレな世界観ももちろんよきだけど、イントロからやばいな、ってなる曲。世代的にはイエモン聴いてるときみたいなドキドキさせられる切ないメロディライン。

それにつけてもソロのリレーで全員が全員とも、聴かせる歌声してるってキンプリちゃんの歌唱力ほんとどうなってるの??

 

        7.ORESEN

前述の通り。

好きな合いの手は、俺たちは戦士だ~(We are soldiers! )かな。少年ボウイ、犬ドッグ、を思い出してつい吹き出してしまう。無表情にパラパラおどるメンバーの周りで全力出しきる姿みたいなあ。岸くん大好きだよ。

 

  8.生活(仮)

きたな~~!エモの化身、髙橋海人~~!

わたしは君を通して最近の若者の情緒を学ばせてもらってます。

(仮)って一時期耳にタコっていうか、え?また彼氏(仮)?ってなった思い出があって、平野担は皆きっとそれをほろ苦く思い出してるはず。

曲自体は朝ドラとか、ファミリーで見られる時間帯の恋愛ドラマのオープニングソングって感じ。(ちゃんと毎回おんなじオープニング映像出るやつ)最近ふつうのドラマって全然見てないな~。

カイぴは今後大人になるにつれ、どんな歌を作るようになるのかね。実体験がわりと明け透けになりそうなのでオタクは覚悟しとかないとね。

 

  9.Laugh & …

壮大なPrinceカラーの世界が脳裏に浮かびつつ、サビのテンポ感とか伝わる温度が神宮寺の包容力そのもので心地よい~

汗かかないくらいの、そっと身を寄せたくなるような体温。

この若さでこの安心感。国民的彼氏にこの人を選んでる日本、治安がよくて清潔でほんとにいい国ですよね。(無駄に話が大きくなっちゃう)

 

       10.No Limit Tonight

これはれんちゃん、コンサート!コンサート!コンサート!スモーク!レーザー!特効!特効!って感じやね☆ナイス!

親しみやすさ封印して全然知らない人みたいな顔して踊るキンプリちゃんが思い浮かぶよ。

サビは、さながらキャッツアイの趣。
f:id:omi-shiru:20200905150717j:image

てかKINGちゃんはキャッツアイだわ。紫耀くんはぜーったい泪姐さんだし、海ちゃんはまんま愛ちゃんだし、れんれんは瞳で、岸くんがトシだよ~末永くお幸せに🖤💜

(なんの話だっけ?)

 

  11.Focus

大切すぎる平野紫耀さんのプロデュース曲。

応援ソングだよ~って言ってたけど、どんなのか全然想像つかなくて、はじめて聴くときはとにかくどきどきした。

イントロ、コーラスの感じからして『ちょっと待ってちょっと待って、こんなん全然紫耀くんらしくないじゃん』と動揺がすごい。

テンポも、テイストも、きっとどこまでもオシャレにかっこよくする方向性もあっただろうにこの感じなの?うそぉ…と思いながら聴く。聴き進めていくなかで耳に飛び込んできたのは「笑いたければ笑えばいい でも迷惑はかけてない」のところ。

 

あえて、自分がかっこよく見える曲じゃなくて、平凡に働いて生活してる人に届ける曲にしてくれたんだよね。それが自分にできることであって、今やるべきことだって判断して、伝えてくれたんだよね。ジャニーズのアイドルをプライドもってやってるんだよね。

私も、それこそなんのために生きてるのか分かんなくなって苦しい日なんて山ほどあって。だけど紫耀くんには『だいすき♡』と思える時間を毎日毎日もらっていて。

一方、そんな私に「アイドルなんかすきで、ばかみたい」とか「夫と子どものことをそっちのけで若い男の子に夢中でみっともない」とか、誰からでもない声(きっとそう思ってる自分がいるんだろな)がいつも付きまとっていることは否めず。

そんな姿まで、どうして紫耀くんはわかってくれるんだろう。まだ1度も、涙が出ずにこの曲を聴き聴き通せたことがない。

だって落ちサビのソロ、紫耀くんだって

「誰のためでもない 自分のためでもない なんのため?わからずに日々をすごして」

なんて歌うくせして、一方でラストまでどんどん畳み掛けてくるんだもん。大丈夫!大丈夫!よくやってるよー!!って。

こんなに力強く背中ぐいぐい押されて応援されることになるとは、思ってなかったよ…

ありがとう。なるべくメソメソしないで頑張るね。

 

    12.Amazing Romance

あーーい!らーーぶ?

            

\ ゆーー! /

 

ってみんなでやりたいよー!!楽しそう…

(ほんとにコロナのばかやろう)

そして、くそう、紫耀くんの『おかえり♡』はさ、なんであんなとろんとろんに甘ったるいんだよお。さらに満を持してご登場の2回目の『愛してる』はさあ…(頭を抱える)もうさあ…すっごい愛じゃん。スイッチ入れたら、こんな風に何のてらいもなく『愛してる』って言えちゃうんだよこの方は。

~~きーみーだけー、しかみえなーい~~

って、ほんとその通りでございますよ。降参です。全面降伏。大の字。しあわせ。

アーイラーブ、ユー!!

 

   13.koi-wazurai

前曲、からのkoi-wazurai…すごいよこの流れ。正直、愛してるだなんだを消化しきれずに魂フワッと乖離してる中で『運命的な恋わずらい♪』とか歌われちゃうと、もうyouたちの言う通りだよ!ってなる。手のひらで転がされる感じがたまらない。

このアルバムの中でこの曲は、気持ちの整理をつけて、恋してる自覚を新たにする時間。

 

    14.Freak Out

ここでちょっと一回甘ったるい気持ちリセットしなってことなのかな。不敵な岸くん、不敵な海ちゃん、いいよね。普段はどこにそんな黒い要素を隠してるの?とにかく演技力というか表現力があるんだろうな。常にフラットなれんれんのボーカルも好み。

お腹にずんずんきざむリズムもいい感じ~

 

    15.Heart and Beat  

神宮寺の『ハート エン ビート!レツゴー!』の掛け声から始まるファンサタ~~イム✨

こないだのコンサート(幻)でこの曲やったときに

「やばい!トロッコ今度こっちにくるよ~!(歓声が耳をつんざく)

ヤッバイヤッバイ!超ちかい!きたきたきたきた!まぶしっ!ぎええええぇぇぇ!

(真っ白)

あ~……いっちゃったぁ…やばかったよね?超かっこよかった~~来てよかった~~!!生きててよかった涙」

って汗かいて涙でてびしょびしょになるやつを友達とやった記憶がある。絶対。夏ってそういうものでしょ?そうあれかし!

(ぜんぶコロナのせいだ)

 

  16.君がいる世界

はぁ~楽しい時間はあっという間に終わっちゃう。さっきまであんなに間近に来て一緒に大はしゃぎしたアイドルたち、もうあんな遠くのステージでライト浴びて、最高にかっこいい顔してこんな沁みる歌ってる…でもそばにいるって言ってくれてる…この人たちのファンでよかった…今ここでおんなじ時を生きてる幸せ噛み締めよう…でもできたら今日の時間を巻き戻して、家出る前くらいから、いや歓喜の当落発表日からやり直したい…楽しかったな、コンサート…涙でちゃうけど、また来年会おうね、絶対。今年の夏も最高の思い出できたな。いつもありがとう。大好きだよ。

 

(という心象風景ですこの曲は)

 

どうでもいいけど途中のポッポッ♪ていう効果音がテレビの速報テロップ出るときのそれっぽくて無駄に不安になる。

 

   17.Bounce

こちらは、わたしがあんまり知らないほうのKing & Princeさんがパフォーマンスしてます。They are not キンプリ, but King & Prince.

 

『世界』は今のところ≒USAなんだね。

個人的に、いつか岸くんは英語の方が自己紹介とか自分の気持ちを表現するのうまくなってそうな予感。なんていうか、英語の方が向いてるのでは。

 

何をもって『世界進出』なのかは私にはわからないけど、別に今すでにいる他のスターみたいにならなくてもいいと思う。変にあちらに迎合して売れそうなセオリー踏むよりも、ジャニーズの、キンプリちゃんならではの良さを海外の人たちにも知ってもらえて、受け入れられるってことが成功なんじゃないかね。可能性じゅうぶんにあるんじゃないのかな。てか、わたしからしたら『HEY,世界!この子たち最高なんで良かったらyouたちも見てみなよhaha』って感じ。

 

キンプリちゃん的には、日本に敵なし、目標はアメリカ!っていうのすごくモチベーションになってよいと思う。令和のジャニーズ伝説、ジャニーさんとの約束果たそうよな!

 

…そんで永遠リピート🔁

 

 

後半、だんだん曲の話を脱線しましたね😇

わたしにとっては、『L&』は、こんな感じのアルバムで~す💖

 

~~fin~~

『L&』に思うこと(まだ聴いていないにも関わらず)


f:id:omi-shiru:20200813211610j:image

キンプリちゃん待望のセカンドアルバム『L&』の発売(2020年9月2日)がとても楽しみなのです。

 

この謎解きチックな『L&』というタイトル、何て読むのかな?と思ったら『ランド』ときた。なるほどなるほど。LとandでLAND!すごーい。やっぱり謎解きみたい。私は謎解き出来ないんだよな…

やはり脳の老化か… 

 

それはさておき。

 

こちら『L&』、ジャケットのビジュアルが毎度のことながらエグいよさ(平野紫耀さんの白ボンタン風パンツと特攻服風ジャケットがツボ…メルヘンな世界観に吹きこむショウさんの風)ということもあり、期待は膨らむばかり。いや、ファーストのジャケットのダ◯さもわたしは愛してるよ?
f:id:omi-shiru:20200813213452j:image

 

そこへきて、先日知ったアルバムタイトルに込められた意味。

 

 

アルバムタイトル『L&(ランド)』=『King & Princeがいて、みんなが楽しめる場所』ってちょっとすごくないですか?

ちなみに、イメージは遊園地とか。L=LOVEで、LOVE&◯◯というテーマもあわせ持つそう。

 

ふむ。

 

何よりこの『みんなが楽しめる場所』っていうのがすごいと思う。キンプリちゃん、もうそんなとこまで来ているの?という驚きを隠せません。

 

めちゃくちゃ平易な言葉で、普遍的なこと言ってる。若かりしころ、よく学校で見聞きしていたようなパブリックな印象。それがアルバムのコンセプトとは。

 

自分たちのファン(俺担、ていうのは品がなくてきらいだよ)とか、ジャニーズのオタクとか、ターゲットを絞ってその狭めの対象のニーズに応えるのではなくて、『みんなが楽しめる場所』を提供しますよという意思表明ですよね。この若さで。まだデビューして3年目で。

 

キンプリちゃんは国宝級イケメン×2やら国民的彼氏やらを擁する上、王と王子というアイデンティティーもあるし、前提としてめちゃくちゃ売れてるので、こういう視野になるのかもしれない。公共の福祉的な。

 

でもさ大体20代前半、駆け出しのジャニーズってのはまだまだ自分探し真っ最中で、デビューするときに大人につけられたイメージからの脱却を目指して、青臭い俺の話を聞けモードなんじゃないの?それをファンは盲目的に崇めて、閉鎖的でなんとも甘美な関係性築くものなんじゃないの?もしくは古参のファンはこの辺りでつまんなくなって担降りしてく時期でしょ?ちなみにこの時期のアリーナツアーはチケットも取れるから遠征ざんまいで最高に楽しいんだよ。横アリ昼夜とか入っちゃって。オタクがオタオタしい全盛期よ。

 

それがキンプリちゃんは、なんですか?

『僕たちがいるのは、みんなが楽しめる場所だよ~😇』ですって?いきなり間口が『みんな』ときた。しかもこの『みんな』はほんとに老若男女問わず、全人類対象の『みんな』でしょう?未曾有のコロナ禍で殺伐とする世の中にあって、自分たちが、広く民に明るさを提供したい!と言ってくれてるのです。

 

自分たちがアイドルとして出来ることをわかってて、その力を信じてるんだよね。

これって、新しい時代のアイドル像だなーと思う。

 

いきなりですが嵐はさ、『アイドルはカッコ悪いことをして世間からバカにされてる』ってわかりながらも、あえてそこに矜持を持って貫くスタイルで、一般のファンに共感されてあんなに大きくなったわけだけど。

 

キンプリちゃんは『アイドルを職業とすることがかっこいい』っていう認識のある世代なんだなあって思う。

脱アイドルとかいう時代じゃない。

アイドルだからこそ、できることの可能性を信じてる世代なんだなぁって。

それをこのアルバムのコンセプトからビシバシ感じちゃって、感嘆したのでした。

 

そんでもって先日公開されたアルバムのリード曲『&LOVE』のMVを見て、この気持ちはより確信に変わりました。
f:id:omi-shiru:20200819224647j:image

 

アイドルとして、自分たちに出来ることは見ている人にハッピーを届けて笑顔になってもらうこと!それをやりたい!といってくれるのが伝わってきました。(ちょっと泣いた)

 

かつてアイドルから活力をもらう、っていうのは、こっち側で勝手にやってたことで。

アイドルが生きがい、とか言ったら大抵の一般人は(そしてきっと対象のアイドル自身も)どん引きしたものです。

 

それがいまやアイドルの側から、僕たちを見て元気になって!と公式に言ってもらえるようになったのですよ…

なんという福利厚生の充実かと、時代が変わったのを感じずにはいられません。

 

それに応えるには、なるべく気持ち悪くない自分でいようと思うよね。ちゃんとしないと、キンプリちゃんに恥をかかせてしまう…とか。(涙ぐましいアラフォーの乙女心)

 

しかも、我らがKing & Princeのメンバーは、その心の清らかさがホントにヤバい。

まず自分が人々に愛されて、人としてよりよく生きる、幸せになるために生きてる、というベースがあるから、魑魅魍魎が渦巻く(知らんけどそうでしょ?)芸能界にあっても全然スレてない。価値のあるものとないものがきちんとわかってる。

そして、アイドルとして自分たちが出来ることの尊さをわきまえていて、グループとして価値のある存在になり得ると自分たちで信じてる。

 

何度もいうけど、これでまだ20代前半、デビュー3年目なのはすごすぎて!

 

彼らを信じてついていく、で答えは一択なのです。めちゃくちゃ未来は明るいし、とりあえずアルバム『L&』、はやく手に取りたいです。わくわく。

未満警察がどうにも辛かった話

この道は、いつかきた道。

 

好きな人が出てるドラマを愛せない問題~ver.2020~である。ジャニーズのオタクになって幾星霜。いったい何回繰り返せばいいのかなこのトラウマ。

 

そもそも、連ドラを見る習慣のない私はドラマを見るリテラシーに欠けていて、うまく付き合えない。こうやって、好きな人が出てるドラマをみてはいつも戸惑って、勝手に感極まったり、がっかりして落ち込んでしまう。

 

好きな人が好きすぎて、全然客観的に見られない。早い話が、ドラマ相手にめちゃくちゃムキになってしまうのである。

 

昨夜放送された未満警察第5話について。

そもそもジロちゃんが初恋の人に再会して云々~という予告を目にしてからというものずっと気が重くて、胸にトゲが刺さってるみたいな日々を過ごしていたわたし。

その時点でもうおかしいのである。

相手はドラマなのに、距離感がつかめない。ジロちゃんに完全に恋をしているので、自分の感情をもてあましてもうどうにもならない。

そんな不安のまま本番へ。

 

そして、いやな予感は的中してしまう。

いちいち実況つっこみツイートしたいような展開の応酬に私の心はサンドバッグ状態に。

あまりに雑な登場をしたジロちゃんの初恋相手に、全く感情移入できない。

(色々思うところはあるけど、妊婦に対する無理解な描写が多くてつらかった)

あとなんなのあのカスすぎる黒幕デカは。。

あの役やらされる俳優さんの気持ち考えたら辛すぎて…

そもそもこのドラマ、必然性のない死体が毎回出てくるのも無理。

もう、見てるのがくるしい、しかし悲しいかなジロちゃんは画面に出るたびハッとするような表情をするから、目が離せない。

そしてなんとかラストへ。

 

こんなに泣くのかよジロ…

泣くよね、ジロちゃんずーっと自分を奮い立たせて、はりつめてたもんね。「ダセェところを見せんなジロォ」はよかったな…

凜花のこと(ちょっとよくわかんないけど)大切なんだもんね。初めて手錠かけるのって、こんなはずじゃなかったんだもんね。

カイくんが来てくれてよかったね。

いきなり急激なる感情移入で涙がとまらない。

 

だって紫耀くんが泣いてるじゃん。

子どもみたいに泣きじゃくって、あんなに顔腫らして、からだ全体で泣いてるじゃん。

大好きな兄ちゃんとの幸せな思い出、実らない初恋、ジロちゃんが大事にしてたものはやっぱり失われてしまったこと、全部伝わってきてしまう。

それでもジロちゃんは全部なくしたわけではなくて。隣にはカイくんがいて、パーで受け止められるグーをくれて、見たかめちゃくちゃ頭が良い俺の友だちだぞ、だもんね。(あそこもグッときた)

それはほんとよかった。えらい。頑張った。

 

ハー。

紫耀くんの伝えてくれるジロちゃんという役への思い入れが募れば募るほど、その周辺の設定やら演出やらのお粗末さがちぐはぐを極めていて、こちらは大混乱だよ。

 

俳優として、紫耀くんはこんなにも説得力のある表現してるのに、ドラマ全体を思い返すと情けなくなってしまってしまうのが本当に辛い。

胸を張って、みんなに見て!と言えないのが辛い。紫耀くんと健人くんが好きな人しか見てられないよね。普通の感覚を持つ成人ならギブでしょう。

なにより、紫耀くんがあんなに痩せてしまうくらい心血を注いでる作品をこんな風に思ってしまって愛せないのがつらい。鉛を飲み込んだように、重苦しい。

 

…昨夜はそんなことばかり頭に浮かんでしまって、悲しくてたまらなかった。失意のまま就寝。

 

一夜明け、さて、これからどうしようと思っていたら急に思い出したことがある。

 

昔、テレビで甲子園の高校野球を見ていたら、1回で20点くらい入っちゃった試合があった。甲子園はコールドゲームがないので、永遠に終わらないように思えたその1回は公開処刑というか、見ていて辛くて辛くて。

かわいそうで、もうやめてあげて、と思った記憶があるのだけど。

大人になって思い返すと、地方予選を勝ち抜いて甲子園に出場し、試合をしていることって、本当にすごいことで。

あの高校生は何も恥じることはないし、見ているこちらもその試合だけを見て胸を痛めたりする必要はない。負けた高校生たちは胸を張って、地元に帰ればよいと心から思う。

 

今朝はなんだか唐突に、その試合のことを思い出していた。

全国ネットのテレビドラマで主役を張れる紫耀くんのすごさと、この未曾有の状況の中でもドラマの撮影を続けてくれていること、その主役を、主題歌を、任せてもらえているありがたさに思いを馳せて、私は黙るべきだな、と思った。 

 

語彙力が追い付かないほど、紫耀くんは圧倒的な表現者だと昨夜は思い知ってしまった。

ジロちゃん回、というターン到来でリミッターを外した平野紫耀だったよね。

すごい衝撃を受けてしまって、昨夜はちょっと受け止めきれなかったんだと思う。

 

それはこのドラマに出て、ジロちゃんという役を見せてもらえたから。

純粋にありがたい、といまは思う。

あと五回も毎週ジロちゃんを見られるんだぞ、自分。これ以上ドラマにケチつけて不貞腐れてたらバチが当たりますよ。

 

というわけで、ごめんなさい。

フィクションにムキになって大人げないこと言うのはやめます。

大好きなジロちゃんを残り五回、誠心誠意、愛でることをここに誓います。

 

どうか紫耀くんが、無事にこのドラマを完走できますように。

2020年夏、いつの間にかこんなにも紫耀くんのことを大切に思っていたとは、自分でも若干引いてしまいました。

 

こわいくらいにすきだ。


f:id:omi-shiru:20200726171930j:image

でもジロちゃん、いつか凜花と一緒になって兄ちゃんの子を育ててる未来がちょっと見えてざらつく心。処置なし。

未満警察が楽しみすぎてどうにかなりそうな話

日テレ系新土曜ドラマ『未満警察ミッドナイトランナー』が2020年6月27日(土)22時から放送を開始します。

 

このように、いよいよだ!楽しみだ!待ってました!といくら言ってもなお言い足りず、このままでは明日の放送前に本当にどうにかなってしまいそうなので、ここに現在進行形の思いの丈を綴って、狂おしいほどのこの気持ちを成仏させたいと思います。以下、壮大なひとりごとです。平常心でドラマに向かうためのセラピーです。

 

正直、このドラマの開始が待ち遠しいのは当然なわけで。

 

そもそもこのドラマの初回放送予定日は2020年4月11日であり、未曾有のコロナ禍による撮影休止、放送延期になったことは周知のとおり。

もっと言えばKS2020なる謎の告知、オタク達がカウコンそっちのけで健人と紫耀の匂わせツーショットに胸騒ぎを覚えてから早くも半年の月日が流れている。(*1)

 

それがいよいよ放送前夜(正確にはもう放送当日だ)を迎えているのだから本当に感慨深い。

晦日にプチパニックを起こしていた自分に今の状況をネタバレしてやりたい。

そんなことができたとしても、あの日の私は絶対に信じないであろう。それだけ、誰にも想像し得なかった状況を乗り越えて、今がある。

 

あの日以降の私は『もしかしてオリンピック関係の仕事を二人でやるのかな(*2)』とか『修二と彰みたいに二人でCDとか出すのかな』とか、これは本当に失礼なのだけど『キンプリの人気にあやかってセクゾのテコ入れするつもりなのかな(*3)』とか答えのない問答を繰り返していた。

当時、キンプリは夏のコンサート以降Princeのドリボ(*4)、KINGのジャニアイ(*5)、と別れて活動しており、正直私は『せっかくならケンティとなにかやるよりキンプリ5人、願わくば6人で活動してほしいなあ』とややネガティブな感情を抱いていたことをここに懺悔します。

 

当初ケンティはわたしから見て、誠に力のあるアイドルであり、キンプリちゃん達にとっては直近でお世話になりバックについていた先輩という程度の認識。そしてあくまで違う星の王子様、という印象でした。

紫耀くんにとってもケンティはプライベートでは関わりのない、いわゆるビジネスライクな関係性の先輩、と認識していたので、たとえばジーコ(*6)と一緒に仕事するのとかとは全然意味合いの違うものだと感じていました。

これって事務所の社運をかけたプロジェクトなのかな~とか。紫耀くん、気ィつかって大変だろうな~とか。(ほんと何様なの?私)

 

そして、以下が今の気持ちである。

まさか、こんなにカイジロ二人がしっくりと馴染むバディになるとは思っていなかった。
f:id:omi-shiru:20200627102028j:image

(注 まだドラマを1度も見ていません)

私、ホントにカイくんとジロちゃんを愛してます。

まるごと飲みこみたいくらい。

 

このことはうれしい誤算でした。

紫耀くんがメンバー以外にあんなに心を開いて、頼ってみせる人ってなかなかいないのでは…

もっと気をつかって、よそゆきモードの紫耀くんになるのかと思って心配してたのが嘘のよう。

紫耀くんのことを大好きと公言していた健人くんの片想いみたいになるのかと思ってた。(どこまでも失礼)

実際、2月の撮影前、交換日記のくだりとか、紫耀くん若干嫌そうだったよね?(小声)

 

それが今や本当に健人くんを信頼して、慕っているのが伝わってくる。実際、健人くんは味方にすると本当にたのもしく、愛すべき人だった。(感覚的には悟空から見たベジータ的な?)

また、常々『主役ではなく先輩の背中を見て勉強したい』とこぼしていたスター・平野紫耀にとっても、健人くんから学べるものって沢山あるだろうし、ダブル主演というのは心強かったのでは。そして客観的に見ても2人はお互いの凸凹を補いあえる、最強のバディだと思いますよ!

そんなこんなで、ただの先輩後輩ではない、特別なバディとして二人がそこに存在してること、それが本当に気持ちがよい。だいすき。youたち最高だよ。

 

この関係性を構築できたのは、コロナ禍の副産物というところも大いにあり、だれも経験したことのない困難が二人やスタッフさん、ひいては私たち待ってる側の結束を強めたなぁと思っていて。

自粛期間で撮影が出来ない中でも、結果的に今までになくドラマチックな時間を共有できていたのではないかなあと思います。(*7)

当たり前のことなんてないんだな、とみんなが思い知った3ヶ月でしたよね。オタクは生き甲斐を奪われ、ゾンビというか脱け殻というか。パサパサになっていて。

そこを乗り越えての撮影再開、初回放送日決定は、ほんとに今年一番のうれしいニュースでした。涙出ちゃったマジに。

 

そして、未満警察という作品への期待について。

 

平野紫耀くんを好きな人ならみんな『この人には出来ないことはなにもない』という思いをもっていると思うのですが、どうしても世間の求めるキンプリ平野というのはステレオタイプの王道ジャニーズアイドル、もしくは天然おバカさんキャラなわけで。必然的にテレビのお仕事、映画のお仕事は漫画原作のイケメン主役が続いておりました。

 

いや、それもありがたかった。十分私は楽しかった。紫耀くんはいつも最高にかっこいい。高校生役も、金髪も、よかったほんと。マジマジ。ちょっともったいないな、と思ってただけ。ボソ。

 

で、ここにきての高校生じゃない、警察学校!の生徒ですよ!制服です!黒髪短髪です!

しかも肉体派の役で、アクションですよ!?

 

…わかりますか?   (ハアハア)

需要しかないのです。

この一ノ瀬次郎という役柄には、私の夢と希望がつまっているのです。

 

唐突ですが。

平野紫耀くんには、夜の顔と昼の顔がありますよね?(は?)

 

【夜の顔】

・いや、きみはいつどこで誰になにを教えてもらってきたの?というほどの官能的な表情

・同上、の身のこなし

・スポットライトを浴びて、ギラギラの衣装で、オラオラしてる近寄りがたいオーラ

・人間の嫌なところを全部見透かしているような暗い瞳

・前髪、サラサラできれいだけど目に入らない?

・フロム名古屋なアレコレ(察して)

 

【昼の顔】

・どうぶつやお年寄り、赤ちゃんをこよなく愛し、家族を大切にする天使の心

・都会が嫌いで自然が大好きなヘルシーマインド

・いつまでもいたずら心を忘れない永遠の5才児

・出力のコントロールが効かずに割り箸を無駄に折りまくる愛すべき力持ち

・早く独り立ちして、世のため人のために働きたい勤労少年の精神

塩むすびとか、ぬれおかき改めぬれせんべいとか、グミが好き。お酒はあんまり飲めない。

・デコ出し!(あ、でもオールバックは夜だな~)

 

このような感じです。

ほんとは他にも無限にあげられるんですが、いよいよ夜が明けてしまうし眠くなってきた。

 

私は、最近気づいたのですが特に平野紫耀さんの【昼の顔】サイドがすき!でたまらないのです。もちろん【夜】あっての【昼】ですが。なんの話?

 

自然光の下で、年相応に楽しそうにしている平野紫耀さんをみていると、ほんとに癒されるというか、魂が浄化されていくというか、同時に何回でもめちゃくちゃ惚れ直してしまうというか。

 

『自然光×平野紫耀がすき』という発見は、自分史上近年稀に見るスカッとジャパンでした。

 

そんな私にとっての一ノ瀬次郎ちゃん。

どんなに少なく見積もっても、最高なのです。

(注 まだドラマは始まってません)

ビジュアルから、役柄の設定から、本当に全世界にありがとうございますとしか言えない状態です。

 

いよいよ、毎週土曜日になれば、カイくんジロちゃんに会える世界がやってきます。

この胸のときめきのすべては、およそ言葉に出来ませんでした。こんなに長々と書いたのに!

 

とにかく最終回まで、みんな怪我なく、コロナもぶり返さず、無事にドラマの世界が完遂されますように祈っています。そして毎週テレビの前でただひたすらに愛おしいカイジロちゃんの姿を拝ませてもらおうと思います。

 

要するに、めっちゃ楽しみにしています!!紫耀くんだいすき!!

 

(スッキリしました!もし最後まで読んでくれた人がいたなら本当にお付き合いいただいてありがとうございます。あなたに幸あれ。)

 

 

 

(*1) え?ホントに丸半年だ…光の速さで半年老けたのか、と違うショックを受けています。

 

(*2) 東京オリンピック…やるはずだったんだよね…めちゃくちゃ遠い世界観の話に感じます。嘘みたい。

 

(*3)セクゾの皆さん、セクラバさん、本当に申し訳ありません。調子に乗っておりました。不快感を与えてしまったことをここにお詫びします。

 

(*4)DREAM BOYS 2019 ジャニーさんを失って初めて、かつキャスト変更後初のドリボ。光一くんが演出を手伝ってくれるという岸くんよかったねの世界。Wゆうたによる、この二人にしかなし得なかった奇跡の舞台。この話をしだすと夜が明けてしまうので割愛。

 

(*5)JOHNNYS’IsLAND 2019 これまた珠玉の舞台。

ジャニーさんが最後に愛した少年達が、ジャニーさん亡き後どうショーマストゴーオンしていくのか探すストーリー。ひさしぶりに13番目の月を探しに行くなど原点回帰した。この話こそ、始めると丸1日はかかるので、割愛。

 

(*6) 現SnowMan みんなの万能調味料こと塩麹よりも向井康二くん。まいジャニ時代のことって思い返すとまぶしすぎて目がつぶれちゃう。

 

(*7)撮影が休止になり、もしかしてこのままドラマがお蔵入りになるかもと思ったとき、いても立ってもいられなくなり生まれて初めてテレビ局にご要望メールを出しました。でも、私がそんなことをしなくても、健人くんも紫耀くんもスタッフの皆さんも絶対にこのドラマを守る、というメッセージを常に発信してくれていて、そのことには感謝しかありません。

キンプリのハイタッチイベントに行った話

2018.6.20

二年前の今日、私はKing & Princeのハイタッチイベントに行ったのですが、その時のことを久々に思い出したら最高だったので備忘録を超今さらながら残します。ちなみに、すごく長いです。

 

その日は普通に朝から仕事に行き、午後休をとって会場に向かいました。前日から、何を着ていくかでかなり頭を悩ませ、どうしたらキンプリのみんなに不快感を与えずにハイタッチできるのか、ひたすらにそれだけを考えていました。

 

相手は自分より一回り以上年下の男の子、私のような中年ファン(相葉ちゃんと同い年)ともふれあいをしなければならないとは、デビューって大変だよね、とか、とにかくめちゃくちゃネガティブなことばかり考えていたのを覚えています。

 

とはいえ、合法的にキンプリちゃんと触れあえる千載一遇のチャンス(*1)を手に入れたわけで。

なんとか素敵な思い出にして棺桶まで持っていきたい、と真剣に考えていました。

 

結果、雑誌などで彼らから語られる好きな女の子のコーデなどを参考にしつつ(涙ぐましい)、担当がわかりやすいよう赤の革ポシェット(*2)をななめがけにして両手はオープンに、足元はスニーカーで機動性を持たせたスタイルにしました。これ、はっきり覚えてる。

 

そしていよいよ会場へ!

あの日は小雨が降っていて、まあ蒸し暑かった。

スタンディングのイベントスペースで行われるイベントだったので、入場前は事前にメールで送られていたQRコードの番号ごとに整列。

なかなかに密な感じで、傘をさすと危ないのでひたすらしっとりと濡れそぼる。たっぷり一時間は外でひしめいていたと思う。

 

まわりはやはり若いお嬢さんが多いけれども、同世代のお姉さんやお母さん世代も多くてホッ。

この時に、いわゆる量産型のお嬢さんの装いを認識。こういうのがはやってるんだなあ、とかぼんやり考えて過ごす。

中には頭にティアラ、とか、そもそもウェディングドレス着てきました、みたいな気合いの入った方もいて楽しい。お着物の方もいたなあ。(めっちゃキンプリちゃんたちにほめられてた。裏山。)

 

みんなほのかに興奮していて、でも私は一人参加だったので見た目は至ってクールなふりをしていました。心拍数は150くらいになっていたけど。

 

一人ずつガチな本人確認を経ていよいよ中へ。

小走りになる周囲にながされるものの、ポジショニングの正解がわからない。

とりあえずその時に入れた一番前方(10列目くらい)、やや上手寄りに立つ。

 

周りのお嬢さんたちはみんなキンブレ複数もち、とかあの王冠形のペンライトとかを準備していたのだけど、なんせ私はキンプリ初現場だったので、前述の通り手ぶら。なんと心細かったことか。

 

そんなこんなで、いよいよイベントスターーート!

黄色い声がすごいこと!

キャーーー💫ってほんとにキャーって聞こえるのね。。

キンプリちゃんたちは、なんかロイヤルな色味の白っぽいスーツだったような。これがまた美しいの。

きれいだったな~

 

イベントの内容は…

シンデレラガール、生歌で聴けたー!とか、メンバーがファンの入場番号のくじ引いて、その子にひとこと言う、とかだった気が。(これはかなり荒れた)

この辺の記憶は曖昧。至近距離で初めてキンプリを見たので、たぶん心拍数は200くらいで、頭真っ白。酸欠だったのかも。

 

そのなかで覚えてるのは、キンブレもなく、ひたすら両手を振ってアピールすることしかできない私を指差して、れんれんがにっこり頷いてくれたこと。

私、身長が170近くあるので目立ったんだろうなあと思うけど、れんれん優しかったな…

あんな近距離で指差しもらえることはもうないだろうな…

その瞬間、『これは一生の思い出になるな』と思ったし、今もそう思ってます。

 

そもそもがスタンディングで基本カオスなんだけど、変なタイミングで奇声を発したり、メンバーの名前よんだり、客席降りで駆け寄ったり、マナーの悪いファンも目立っていて。

それに対しては一貫して無視して干しまくるキンプリちゃんたちでした。ほんとに頼もしかった。

 

その様子をみていて、この子たちは若いのにいろんな現場を経験してきたんだろうなーと思って、すっごく感心したのを覚えてます。

 

で、途中の客席降りですでにハイタッチしてもらってるファンがいて、経験不足の私は『ハイタッチイベントってこういうことなのか!端っこポジションをキープしなきゃいけなかったのね!?』と焦った思い出。あとから考えればそんなわけないのだけど、本気で意気消沈しました。

でもまあ、こんなに近くで会えたし、れんれんがファンサくれたし、大満足だな♥️とか思っていたら。

 

退場の時にメンバーがお見送りをしてくれて、そこで皆さんお待ちかねのハイタッチできますよ~というアナウンスが!

 

え?

いいの?そんな贅沢してほんとにいいの?

 

わかっていたくせに、期待してきたくせに、いざほんとに紫耀くんの面前に出て、ハイタッチまでかませると改めてわかって、人生で二番目くらいに緊張しました。(*3)

 

元々ぎゅうぎゅうづめのオタクたちが今度は一列に整列させられ、人権もなにもあったものではない状況でしたが、なんせもう内心パニックなので、気にしている余裕はZERO~

 

どうしようどうしようどうしようどうしよう…

 

でも私は伊達に年くってるわけではないので。

絶対に、わたしが平野紫耀くんを応援していることを直接伝える

ということだけは完遂しようと心に決めていました。えらい。

せっかくきたら、もととらな!なおばちゃん的思考の成せる業。

 

いよいよメンバーの姿が見えてきます。

さっきステージ上で着ていたすんばらしいスーツの上着を脱いで、シャツ姿。

 

近づくにつれて「間をあけないで!」とか言われながら後ろからスタッフに押されまくりです。(スタッフ、タメ口か~しんどいな~とか考えて現実逃避)

 

キンプリちゃんたちは長机的なのの後ろに横一列に並んで、私たちを迎えてくれてるのだけども、なんていうのか、綺麗すぎて発光して見える。

ライトとかは当たってなくて、簡単なパーテーションのすぐむこうに立ってるだけなのだけど、顔が小さすぎるし綺麗すぎてほんとにマネキンとか蝋人形とか、作り物みたいにきれい。目がおかしくなったのかと。

 

きれいすぎて、近づくのをためらってしまうオタク達。スタッフ、タメ口だけどめっちゃ押してくれてありがとう。ほんと押し出されないと、近づけなかったと思う。

 

めちゃくちゃ押されてよろけそうになりながら、ついに私の番。キンプリちゃんたちの前に躍り出る。

 

一番手前にいたのは岸くん。

おっ!きた!

みたいな表情(めっちゃきれい)で迎えてくれて、なんかわたしも嬉しくなってしまい、なぜか岸くーーーん!と言いながらぺちぺちぺち、と三回手を合わせる。岸くんはおうおうおう!っと応えてくれた。

今思い返してもなんていい子なんだろう。

そしてやっぱり手、おっきいよね。ひんやりして、つるつるした食感でした。

 

で、たぶん次が神宮寺。だったとおもう。

 

 

ほんとに申し訳ないんだけど、岸くんの次の次が紫耀くんだったの。で、最後が玄樹くんだったの。

そこしか自信もって言えないのです。

記憶がないのです。2年前だからではなくて、そこは当日から記憶がないので、人間の情報処理能力の限界だったのだと思います。

 

岸くんとぺちぺちしてるうちに、紫耀くんが見えてきます。紫耀くんは私が今までみたことある人間のなかで一番顔が小さい。顔に余白がない。漫画みたい。象牙みたいな肌で、毛穴が一個もない。

(と、思ったという話)

 

で、で、いよいよ!と思いつつ事前に用意していたあれこれは全部ふっとんで、わたしが口走ったのは

 

 

「紫耀くん、めっちゃすきです!」

 

というセンスのかけらもない、ド直球の告白でした。いや、そんなこと言われても困るよね。

でもなんかこう脊髄反射的に口をついて出た本心100%なので、仕方ないかと。よくがんばった。

 

で、紫耀くんは、そんな私の上ずった告白に対して

「ありがとう」

って言ってくれたんです。

 

 

 

っくはー💘

 

 

思い出しても幸せで胸いっぱい。

泣ける。

 

しっかり私の目をみて、ちょっと微笑みながら、

「ありがとう」

って。

 

私、本当に感動したんです。

それがなぜなのかは以下のとおり。

 

①ちゃんと私の気持ちが伝わっただけでも嬉しいのに、まさかの一往復会話が成立するという奇跡がおきた。

 

②あの平野紫耀くんが、私だけのために声帯を使って声を出してくれるという奇跡がおきた。

 

③明らかに中年の私に対しても「ありがとうございます」ではなくて「ありがとう」と返してくれた。

 

特にこの③については、思い返しても紫耀くんてすごいなあと思う。

紫耀くんがこう言ってくれたから、私もファンでいていいんだ、紫耀くんにとっては私みたいなおばさんでもちゃんとファンのひとりなんだ、って思うことができたのです。

紫耀くんて、当たり前だけど初対面の目上の人には絶対敬語で対応すると思うの。それが、このときは「ありがとう」ですよ。私のこと、自分のファンとして認めてくれたからそう言ってくれたんだよね。

「ありがとうございます」ではだめで、「ありがとう」って言ってくれたからそう思えたんだよね。

 

しかも、なんかめちゃくちゃ落ち着いた雰囲気で、しっかり受け止めてくれたんだよね。真剣に。

次々に流れてくるオタクたちに対応して、本人も後で「目がまわりそうだった」って言ってたけど、それでもこれだけきちんと印象に残る対応をしてくれたのほんとにすごい。

 

私は典型的な花晴れ堕ちで、まだキンプリちゃんたちのこともよくわかっていなくて、正直ハイタッチに当たっちゃったのも後ろめたい気持ちすらあったのだけど。もっと前から応援してるのにこれなかった子とかもいるんだろうな、とか。

 

実際に勇気を出して気持ちを伝えたら、きちんと受け止めてもらえて、ほんとうに嬉しかったのです。ありがとうはこっちの台詞だよ…

あの日をきっかけに、胸をはって紫耀くんとKing & Princeを応援していこうと心に決めることができました。

 

ちなみに紫耀くんの手は、ガサッとしてゴツゴツした感じでした。私の手汗はひどかっただろうな…

 

そして、そのあときっと三人いたんだよね。

れんれん、かいちゃん、玄樹くん、だったのかな。

れんれんとかいちゃんの記憶、ほんとに全然ないの。もったいない…!

 

帰り際、放心状態の私をありがとう~☺️って言いながら見送ってくれた玄樹くんのことは、今でも思い出します。我に帰って、いっぱいバイバイしたんだ私。玄樹くん、はやくまた会いたいよ。

 

あの日から2年。

最高の思い出として、色あせずに思い出せるハイタッチイベントの記憶でした。

何度も反芻して、幸せをもらっています。

 

~終~

 

 

(*1) King & Princeデビューシングル「シンデレラガール」購入特典としてハイタッチイベントが開催された。私は初回盤ABと通常盤三枚を購入して、応募。100枚とか買ってる猛者もいた中でよく当選したなと思う。

 

(*2)私は平野紫耀くんのオタクなので、紫耀くんのメンバーカラー(深紅)にちなんだ色をチョイス。ちなみにリップも当時彼が好きだと言っていた赤にした。若作りがほんとに涙ぐましい。

 

(*3)たぶん人生で一番緊張したのは、結婚式でバージンロード歩いたとき。ドレスを蹴っ飛ばして歩かないとつまずくのに、どうやって歩けばいいのかわかんなくなってパニックに。その後の記憶がない。