夢のような1日

アイドルを好きになって「夢のような1日」ってこういうことかと知りました。ツイッターやってます→@yareba_owaru

未満警察がどうにも辛かった話

この道は、いつかきた道。

 

好きな人が出てるドラマを愛せない問題~ver.2020~である。ジャニーズのオタクになって幾星霜。いったい何回繰り返せばいいのかなこのトラウマ。

 

そもそも、連ドラを見る習慣のない私はドラマを見るリテラシーに欠けていて、うまく付き合えない。こうやって、好きな人が出てるドラマをみてはいつも戸惑って、勝手に感極まったり、がっかりして落ち込んでしまう。

 

好きな人が好きすぎて、全然客観的に見られない。早い話が、ドラマ相手にめちゃくちゃムキになってしまうのである。

 

昨夜放送された未満警察第5話について。

そもそもジロちゃんが初恋の人に再会して云々~という予告を目にしてからというものずっと気が重くて、胸にトゲが刺さってるみたいな日々を過ごしていたわたし。

その時点でもうおかしいのである。

相手はドラマなのに、距離感がつかめない。ジロちゃんに完全に恋をしているので、自分の感情をもてあましてもうどうにもならない。

そんな不安のまま本番へ。

 

そして、いやな予感は的中してしまう。

いちいち実況つっこみツイートしたいような展開の応酬に私の心はサンドバッグ状態に。

あまりに雑な登場をしたジロちゃんの初恋相手に、全く感情移入できない。

(色々思うところはあるけど、妊婦に対する無理解な描写が多くてつらかった)

あとなんなのあのカスすぎる黒幕デカは。。

あの役やらされる俳優さんの気持ち考えたら辛すぎて…

そもそもこのドラマ、必然性のない死体が毎回出てくるのも無理。

もう、見てるのがくるしい、しかし悲しいかなジロちゃんは画面に出るたびハッとするような表情をするから、目が離せない。

そしてなんとかラストへ。

 

こんなに泣くのかよジロ…

泣くよね、ジロちゃんずーっと自分を奮い立たせて、はりつめてたもんね。「ダセェところを見せんなジロォ」はよかったな…

凜花のこと(ちょっとよくわかんないけど)大切なんだもんね。初めて手錠かけるのって、こんなはずじゃなかったんだもんね。

カイくんが来てくれてよかったね。

いきなり急激なる感情移入で涙がとまらない。

 

だって紫耀くんが泣いてるじゃん。

子どもみたいに泣きじゃくって、あんなに顔腫らして、からだ全体で泣いてるじゃん。

大好きな兄ちゃんとの幸せな思い出、実らない初恋、ジロちゃんが大事にしてたものはやっぱり失われてしまったこと、全部伝わってきてしまう。

それでもジロちゃんは全部なくしたわけではなくて。隣にはカイくんがいて、パーで受け止められるグーをくれて、見たかめちゃくちゃ頭が良い俺の友だちだぞ、だもんね。(あそこもグッときた)

それはほんとよかった。えらい。頑張った。

 

ハー。

紫耀くんの伝えてくれるジロちゃんという役への思い入れが募れば募るほど、その周辺の設定やら演出やらのお粗末さがちぐはぐを極めていて、こちらは大混乱だよ。

 

俳優として、紫耀くんはこんなにも説得力のある表現してるのに、ドラマ全体を思い返すと情けなくなってしまってしまうのが本当に辛い。

胸を張って、みんなに見て!と言えないのが辛い。紫耀くんと健人くんが好きな人しか見てられないよね。普通の感覚を持つ成人ならギブでしょう。

なにより、紫耀くんがあんなに痩せてしまうくらい心血を注いでる作品をこんな風に思ってしまって愛せないのがつらい。鉛を飲み込んだように、重苦しい。

 

…昨夜はそんなことばかり頭に浮かんでしまって、悲しくてたまらなかった。失意のまま就寝。

 

一夜明け、さて、これからどうしようと思っていたら急に思い出したことがある。

 

昔、テレビで甲子園の高校野球を見ていたら、1回で20点くらい入っちゃった試合があった。甲子園はコールドゲームがないので、永遠に終わらないように思えたその1回は公開処刑というか、見ていて辛くて辛くて。

かわいそうで、もうやめてあげて、と思った記憶があるのだけど。

大人になって思い返すと、地方予選を勝ち抜いて甲子園に出場し、試合をしていることって、本当にすごいことで。

あの高校生は何も恥じることはないし、見ているこちらもその試合だけを見て胸を痛めたりする必要はない。負けた高校生たちは胸を張って、地元に帰ればよいと心から思う。

 

今朝はなんだか唐突に、その試合のことを思い出していた。

全国ネットのテレビドラマで主役を張れる紫耀くんのすごさと、この未曾有の状況の中でもドラマの撮影を続けてくれていること、その主役を、主題歌を、任せてもらえているありがたさに思いを馳せて、私は黙るべきだな、と思った。 

 

語彙力が追い付かないほど、紫耀くんは圧倒的な表現者だと昨夜は思い知ってしまった。

ジロちゃん回、というターン到来でリミッターを外した平野紫耀だったよね。

すごい衝撃を受けてしまって、昨夜はちょっと受け止めきれなかったんだと思う。

 

それはこのドラマに出て、ジロちゃんという役を見せてもらえたから。

純粋にありがたい、といまは思う。

あと五回も毎週ジロちゃんを見られるんだぞ、自分。これ以上ドラマにケチつけて不貞腐れてたらバチが当たりますよ。

 

というわけで、ごめんなさい。

フィクションにムキになって大人げないこと言うのはやめます。

大好きなジロちゃんを残り五回、誠心誠意、愛でることをここに誓います。

 

どうか紫耀くんが、無事にこのドラマを完走できますように。

2020年夏、いつの間にかこんなにも紫耀くんのことを大切に思っていたとは、自分でも若干引いてしまいました。

 

こわいくらいにすきだ。


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でもジロちゃん、いつか凜花と一緒になって兄ちゃんの子を育ててる未来がちょっと見えてざらつく心。処置なし。